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FRB議長 来月利上げの可能性を改めて示唆
11月5日 5時34分

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のイエレン議長は議会の公聴会で、焦点となっているゼロ金利政策の解除について、来月に予定される金融政策を決める次の会合で解除を決め、利上げを始める可能性を改めて示唆しました。
FRBのイエレン議長は4日、アメリカ議会下院の金融サービス委員会の公聴会に出席しました。FRBは、先週の金融政策を決める会合では利上げは見送りましたが、声明で、来月中旬に予定されている次の会合で、利上げするのが適切かどうか判断する方針を示しました。このため、今回踏み込んだ発言があるか市場の注目が集まっていました。
公聴会でイエレン議長は、景気の現状について中国など海外の経済の減速や金融市場の不安定な動きが景気を下押しする懸念は収まりつつあり、「アメリカ経済は順調だ」と述べました。そのうえで、利上げについて「今後の経済指標がFRBの見込みどおりならば、声明で示した12月に利上げを始める可能性は十分ある」と述べ、改めて利上げの可能性を示唆しました。
ただ、イエレン議長は同時に「まだ何の決定もしていない」と繰り返し述べ、利上げを始めるかどうかは次の会合までに公表される、雇用や物価の指標などを慎重に見極めていく考えを強調しました。

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