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日本・EU外相 南シナ海念頭に“国際法で解決”11月5日 9時33分
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岸田外務大臣は、訪問先のルクセンブルクで、EU=ヨーロッパ連合のモゲリーニ上級代表と会談し、南シナ海で中国が海洋進出を強めていることを念頭に、国際法に基づいた紛争解決が重要だという認識で一致しました。
ASEM=アジア・ヨーロッパ会議の外相会合に出席するため、ルクセンブルクを訪れている岸田外務大臣は、日本時間の5日朝、EUの外交を担当しているモゲリーニ上級代表と会談しました。
この中で岸田大臣は、今月1日にソウルで3年半ぶりに行われた日本と中国、韓国の3か国の首脳会議の結果を伝えたうえで、「日中韓の協力関係が正常化したことは大きな成果だった。来年は日本が議長国なので、今回の結果を来年につなげたい」と述べました。
これに対しモゲリーニ氏は「日中韓の3か国の関係は、世界の平和と繁栄に貢献するものなので今回の成果を歓迎する」と述べました。
そのうえで、中国が海洋進出を強めていることを念頭に、岸田大臣が「南シナ海での緊張の度合いが増している」と指摘したのに対し、モゲリーニ氏は「EUとしても現状を注視している」と応じ、国際法に基づいた紛争解決が重要だという認識で一致しました。
また、両氏は、先にTPP=環太平洋パートナーシップ協定が大筋合意したことを踏まえ、日本とEUのEPA=経済連携協定についても、先月下旬からベルギーのブリュッセルで行われている13回目の交渉会合で、年内の大筋合意に向けて進展することに期待を示しました。
この中で岸田大臣は、今月1日にソウルで3年半ぶりに行われた日本と中国、韓国の3か国の首脳会議の結果を伝えたうえで、「日中韓の協力関係が正常化したことは大きな成果だった。来年は日本が議長国なので、今回の結果を来年につなげたい」と述べました。
これに対しモゲリーニ氏は「日中韓の3か国の関係は、世界の平和と繁栄に貢献するものなので今回の成果を歓迎する」と述べました。
そのうえで、中国が海洋進出を強めていることを念頭に、岸田大臣が「南シナ海での緊張の度合いが増している」と指摘したのに対し、モゲリーニ氏は「EUとしても現状を注視している」と応じ、国際法に基づいた紛争解決が重要だという認識で一致しました。
また、両氏は、先にTPP=環太平洋パートナーシップ協定が大筋合意したことを踏まえ、日本とEUのEPA=経済連携協定についても、先月下旬からベルギーのブリュッセルで行われている13回目の交渉会合で、年内の大筋合意に向けて進展することに期待を示しました。