パキスタン 工場倒壊で多数の死傷者

11月5日 5時35分

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パキスタン東部で操業中の工場の建物が倒壊して、中にいた少なくとも１２人が死亡し、さらに１００人以上ががれきの下に取り残されているとみられ、軍の部隊が救助活動を進めています。

パキスタン東部ラホールの郊外で４日、ポリエチレン製の買い物袋を作る３階建ての工場が倒壊しました。工場は操業中で、中にいた従業員たちががれきの下敷きになり、地元の警察によりますと、少なくとも１２人が死亡したということです。さらに１００人以上ががれきの下に取り残されているとみられるということで、地元のメディアは現場にいる人の話として、助けを求める人たちの叫び声が聞こえると伝えていて、軍の部隊が出て救助活動を進めています。
地元の当局によりますと、事故が起きたとき、工場では３階部分の上に建て増しをする工事が行われていたということで、この工事が事故の原因になった可能性があるとしています。
パキスタンでは３年前に、南部のカラチで縫製工場が焼ける火事が起きて従業員２８０人以上が死亡するなど、工場で一度に大勢が亡くなる事故があとを絶たず、労働現場での安全の確保が課題になっています。