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カナダ 新首相が就任 TPPなどへの対応に注目
11月5日 6時26分

カナダで先月行われた総選挙で、勝利した中道左派の野党・自由党のトルドー党首が新しいカナダの首相に就任し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定や最新鋭戦闘機の調達についてどのような対応をとるのか注目されます。
カナダでは先月総選挙が行われ、トルドー党首が率いる中道左派の野党・自由党が単独で過半数を獲得し勝利しました。
首都オタワでは4日、トルドー党首が宣誓を行って、およそ10年政権の座にあった保守党のハーパー氏に代わって新しい首相に就任し、男女15人ずつ合わせて30人の閣僚とともに新政権を発足させました。トルドー首相は記者会見で「データの公開と、根拠に基づいた政策がこの政府にとって最も重要なことになる」と述べ、透明性の高い政権運営を行う考えを強調しました。
トルドー首相は先に大筋合意したTPPについて、前の政権が行ってきた交渉が透明性を欠いているとして、内容を詳しく検討する考えを示しています。また、前の政権が検討していた最新鋭戦闘機F35の65機調達については、経費が高いことなどを理由に、ほかの機種の購入のため競争入札を実施することを選挙の公約に掲げていました。カナダがF35の調達をやめることになれば、日本を含めたほかの国がF35を調達する際、単価が上がるとみられていて、トルドー首相がどのような対応をとるのか注目されます。

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