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非正社員の割合 初めて4割に
11月5日 10時20分

パートや契約社員など正社員でない人の割合が、厚生労働省の調査で初めて4割に達したことが分かりました。厚生労働省は、「景気回復による人手不足も背景にある」としています。
この調査は従業員が5人以上いる全国およそ1万7000の事業所と5万3000人の労働者を対象に、厚生労働省が去年10月時点の状況を調べたもので、それぞれおよそ65%から回答を得ました。
それによりますと、働く人のうちパートや契約社員など正社員でない人の割合は40%に上り、初めて4割に達しました。
非正社員を雇う理由を複数回答で尋ねたところ、「賃金の節約」が38.6%で最も高く、次いで「繁忙期などに対応するため」が32.9%、「即戦力・能力のある人材の確保」が30.7%となっています。
一方、正社員以外で働く理由は複数回答で、「都合のよい時間に働ける」が37.9%、次いで「家計の補助、学費などを得たい」が30.6%となっていて、「正社員として働ける会社がなかった」は18.1%と、平成22年の前回の調査より4.4ポイント低くなりました。
厚生労働省は、「非正社員が増えた背景には景気回復による人手不足や、高齢者の再雇用が進んだこともある」としています。

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