JAバンクあいち ドームドッジ2015
2015年11月29日
ナゴヤドーム
社会自動運転で自損事故 名大の走行実験中名古屋市で10月、名古屋大が開発を進める自動運転車が公道走行実験中に、自損事故を起こしていたことが4日、分かった。運転席には名古屋テレビ放送のリポーターが座っていた。愛知県によると、名古屋大が県に提出した計画では運転席に座るのは研究者としていた。 県産業振興課の担当者は「操作に不慣れな部外者が運転席にいたために、緊急回避が遅れた可能性がある」と指摘。大学側に再発防止を求めるとともに、口頭で厳重注意した。 県警によると、自動運転車は通常の車と同じ扱いで、運転免許保有者が運転席にいれば、公道で実験する際の法律上のルールは特にない。このリポーターも免許は持っていた。 実験は10月22日の午前中、同市守山区内で行われ、約6キロを走る予定だった。テレビ局側の要望でリポーターが正午ごろ乗り込み、自動走行を始めた直後に縁石をこすってタイヤがパンクした。けが人はなく、守山署に通報した。 県によると、実験で使った車は、搭載したセンサーで周囲の状況を把握しながら自走するが、進路の修正や危険回避のためには運転席での操縦が必要となる。名古屋大はベンチャー企業などと実験を重ね、実用化を目指している。県が補助金を出している。 県警幹部は「人身事故になった可能性もある。公道を走る以上、安全への配慮を徹底すべきだ」としている。名古屋テレビ放送広報部は「リポーターは1週間以上前から乗車の了承を得ており、運転のレクチャーも受けていた。技術がまだ完全ではない実験中の事故で、取材方法に問題はなかった」と話している。 (共同) PR情報
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