編集:ところで淳さんは本の中でも「僕はコピぺ記者を撲滅する!」と言ってますよね?
淳:はい、でもコピペ記者は叩いても、全然こっちに叩きかえしてこないから不思議だなって。
上杉:記者とはいえませんね。だいたい今はジャーナリストですら取材しない人が多い。普通だったら、取材対象がわかったらまず申し込むわけじゃないですか。電話で申し込み、断られたら家に行くわけですよ、大阪だろうが北海道だろうが。朝から待って出てきたら捕まえて、夜帰ってくるまで待って。こんなの当り前だったのに、今はメールだけですよ。答える方も紙を出すだけ。そうした人たちが普通にテレビに出てコメンテーターやってるんですから、もう絶望してしまいます。でも、本業でやってるジャーナリストとか記者もその程度の人が多いですね。レベルがそこまで落ちているんで、若い記者がコピペ記者になるのも、意識がないと思うんですよ。自分たちが記者ですよって言う感覚もない。みんなやってるじゃんっていう、その程度! 取材しないのが普通になってる中で、一生懸命直接本人に当てろっていうのが通じないのがよく分かりますよね。実際に取材しない記者たちの方が、みんなテレビに出られる状態じゃないですか。名前を言うと可哀そうだけど(笑)、池上彰さんとか、津田大介さんとか。
一同:(笑)
編集:「淳と隆のなんだかおかしいニュースの裏側」ですが、特にこういう人に読んでほしいというのは?
淳:特に僕と上杉さんを疑ってる人に読んでほしいですね。
上杉:2人の関係のこと(笑)?
淳:2人の関係(笑)? いやそれぞれを。田村淳どうなんだ、上杉隆どうなんだって疑っている人ほど手に取って読んでもらいたいというか。
上杉:僕はメディアの人にとくに読んでほしいですね。記者クラブの人もそうだし、番組作っている人もそうだし。要するに、あいつら言い過ぎじゃないか、調子乗ってるよね? と思っている人ほど本当に読んでもらって、確認してほしい。
淳:これを読んでもまだ疑うんだったら、それはそれで1つの意見なんでしょうがない(笑)。
一同:(笑)
この「淳と隆のなんだかおかしいニュースの裏側」はニュースを読み解く力、リテラシーが求められる時代に格好の参考書。
「淳と隆のなんだかおかしいニュースの裏側」 田村淳 , 上杉隆 双葉社
また、併せて、上杉さんが独自に入手した資料を元に新国立競技場利権に群がる面々をあぶり出した「悪いのは誰だ!新国立競技場」もリテラシー力を高めるには絶好の書です。
「悪いのは誰だ!新国立競技場」 上杉隆 扶桑社
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