はすみとしこ氏による難民のイラストをFacebook上で支持したとされる人々のプロフィール等の情報を収集し、一覧を作成して公開した男性に非難が殺到した。この男性は、「C.R.A.C.(しばき隊)」の一員であると自ら宣言し、各種の政治活動を展開していた。
一覧が公開されると、男性の素性に注目が集まった。男性はネット上に自身の顔を公開していた。一部のサイトには氏名の記載もあり、インタビュー記事等も見つかった。それらの情報から個人が特定され、エフセキュア(F-Secure)のマーケティングの責任者であることが判明した。
一覧に掲載した情報は、本人たちが元から公開していた内容を集めただけであり、個人情報の不当な利用には該当しないと、男性は主張。人々から抗議を受けても反論を展開していたが、エフセキュアのカントリーマネージャーが本件を把握したとツイートすると、やがて男性のアカウントは削除された。
男性は、社内で自身の政治信条と関連づけて、企業の利益を左右し得る行動をとっていることを公言していた。例えば、取引先の営業担当者が反原発の立場であることが分かると、「今後優先的に発注だします」と宣言。同じく取引先の担当者が共産党に投票したことを知ると、そこへ多めに発注すると記していた。
選挙の際には、棄権や白紙投票を行った人に対しては、同僚や取引先の人間も含めて、これまでの付き合いを全てリセットして絶縁すると明言していた。千葉麗子氏を脅すツイートをした人物に対しても、「追い込みかけるよ。セキュリティ業界の総力あげるからな」と業務上の知識や技術、人脈を利用することを示唆していた。
男性曰く、同僚や取引先にも、自身が「しばき隊員」であることを公言していたという。一例として、以下のようなツイートもあった。「おまえのようなクソレイシストに休日返上で罵詈雑言浴びせるのは、家族はおろか、知人や友人、同僚や取引先にまでとっくに自慢しとるわ。バカ。クソレイシストまじ死ね。さっさと死ね。今すぐ死ね」。
11月4日、当サイトでは株式会社エフセキュアに連絡を取った。マーケティング部の担当者によると、男性は出社していないという。詳細を確認中で、事実関係を調べた上で何らかの公表を予定しているが、まだその段階に至っていないそうだ。また、同社では、社員個人の政治信条等には干渉しない方針であるとのこと。ただし、それはあくまでも政治信条や活動を社内での業務に持ち込んだり関連づけたりしない限りでのことだという。
これまで男性が、社内で政治活動等に及んでいる様子は見受けられなかったと、担当者は述べた。上述のように男性が日頃の業務に政治活動を持ち込んでいると公言していたことや、相手の政治信条次第で取引先との関係を決めていると述べていたことを伝えると、非常に驚いている様子だった。それらの発言に関しては、全く把握していなかったという。
当該のツイートやその確認方法について関連情報を提供したところ、詳細を調べるとのことだった。
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※モザイク加工は当サイトによるもの
高橋