ローマ=山尾有紀恵
2015年11月4日18時15分
400年前に仙台藩主の伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節がローマ法王に面会した日を記念し、仙台市の聖ウルスラ学院英智小・中学校、高校の児童・生徒らを含む使節団47人が3日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でのミサに参加した。
支倉常長率いる遣欧使節は、戦国の武将・政宗がスペイン領との交易を目指して派遣した。大地震による津波で大きな被害を受けた仙台藩を復興する狙いもあったとの説がある。一行は1615年11月3日、ローマで当時の法王パウロ5世に面会した。
ミサに先立ち、政宗の子孫で仙台伊達家18代当主の伊達泰宗さん(56)が伝統の香「ふた葉の松」を祭壇に奉納した。葉が根元で一つにつながる松のように、文化が異なっても平和を求める心は世界共通だとの思いを込めた。伊達さんは「戦国武将だからこそ平和な時代を一番の宝と感じていたのだと思う」と話した。
東日本大震災から4年半、仙台でも復興作業が続く。生徒らは4日、フランシスコ法王の信者との交流行事に出席し、「明日への希望」と書いた横断幕を掲げた。佐藤まりなさん(16)は「400年の時代がつながって私たちが来た。世界平和を大事にがんばりますと伝えたい」と話した。(ローマ=山尾有紀恵)
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朝日新聞国際報道部
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