【巨人】由伸監督、日本一奪回へ誘惑断ち切る!
巨人が“綱紀粛正キャンプ”を日本一奪回の足がかりにする。7日スタートの宮崎秋季キャンプ(サンマリン宮崎)では、より厳しく門限が設定されるほか、休日のゴルフも禁止されることが3日、分かった。野球賭博問題に揺れたチームを引き締める意味もあり、ルール厳守を求める。高橋由伸監督(40)も「野球の練習がメイン」と強調。集中した環境で心技体を磨き、実りの秋にする方針だ。
巨人がグラウンド外でも、ルール厳守のキャンプを送ることになった。この日、G球場で秋季練習中のチームに、球団の厳しい方針が伝えられた。「今はいろいろとありますけど、それ以前に、野球をしに、練習をしに行くわけですから。昼間練習するのがメインなので」。高橋監督も規則変更を、当然のこととして受け止めた。
主な変更点は2つある。1つは、門限の繰り上げだ。これまでも門限は細かく取り締まっていたが、今キャンプから、以下のようになる。〈1〉練習日は午後10時半→午後10時に〈2〉休前日は午前1時が午前0時に〈3〉休日は午後11時を厳守。1分でも遅れれば、何らかのペナルティーが科される方針だ。
また、多くの選手が休日の娯楽として楽しみにしていたゴルフも禁止となり、しっかりと休息を取るように徹底される。これらはもちろん、選手だけでなく、首脳陣や裏方も含めたチーム全体の規則だ。
チームは今、野球賭博問題で揺れている。福田聡志(32)、笠原将生(24)、松本竜也(22)の3投手が賭博に関与していたことが判明した。球団がコミッショナーに告発し、3人は謹慎中。今月中にも明らかになるNPB調査委員会の調査結果を待ち、処分が下る。球団は再発防止に全力を注いでいる。キャンプ中、外食してリラックスする時間も確かに必要ではあるが、繁華街に出れば出たで、さまざまな誘惑も多い。ゴルフも含め、できる限り行動を管理し、綱紀粛正を図る。
高橋監督は先月26日の就任会見で、「グラウンド内外で一社会人として選手だけでなく、スタッフも含めて自律できる集団になっていかないといけない。自分自身も含めてしっかり指導していきたい」と所信表明していた。球団もその考えをくんだ上で、ルール作りを行った。「世間の目? そういうのもあると思うし、会社の方が判断する部分でもある。受け入れるべきなのかなと思っている。休日? 次の日に万全で来てもらえばいい」と指揮官はうなずいた。
このオフは例年11月下旬に行われている球団納会、納会ゴルフも自粛となる。長野選手会長は「監督も言われたように、野球をしに行くわけなので。しっかり鍛え直したいと思う」と表情を引き締めた。襟を正して練習に没頭し、来季に向かう。
◆規律が厳しかった近年の秋季キャンプ
▼07年巨人(宮崎) 原監督が選手の肉体強化を重要課題の一つに挙げ、スナック菓子を禁止に。体が細い坂本は毎日、250グラムのステーキを食べるよう義務づけられた。
▼12年DeNA(鹿児島・奄美) 中畑監督1年目で最下位に終わり、野球漬けに。買い出し以外の外出、練習日の外食、運転、釣り、喫煙、自転車2人乗り、移動のバス車内でゲームが禁止に。
▼12年ロッテ(千葉・鴨川) 伊東監督の就任直後。指揮官は「茶髪やヒゲは、一社会人としての意識を持って考えてほしい」と禁止にした。