早大、博士号取り消し決定の小保方氏コメントに反論

2015年11月4日11時53分  スポーツ報知
  • 博士号取り消しが決定した小保方晴子氏

 早大は4日、STAP細胞論文の著者で理化学研究所元研究員の小保方晴子氏(32)の博士号取り消し決定に対し、小保方氏が同大を批判するコメントを発表したことについて「事実と異なる点と誤解がある」と反論した。

 早大は昨年10月、小保方氏が2011年に提出した博士論文に画像や文章の流用が見つかったことから博士号の取り消しを決定。約1年の猶予期間中に適切に修正できれば取り消さないとしていたが、今月2日に「修正論文は提出されたものの、博士号を審査するための完成度に達していないと判断した」と発表した。これに対し小保方氏は同日、代理人弁護士を通じて「学術的な理由とはかけ離れ、社会風潮を重視した結論を出された。(修正論文提出は)不合格を前提とし、とても不公正」と批判。また、修正論文の審査教官から「博士として認めることができないのは一連の業界の反応を見ても自明」などと伝えられたとし「法的措置も検討する」としていた。

 小保方氏の批判コメントに対し、早大は「事実と異なるいくつかの点と誤解と思われる指摘があります」と反論。さらに「本学としては小保方氏と争うことは全く考えていません。小保方氏の指摘のように『社会風潮を重視した結論』を出すのであれば、1年前に博士学位の取消しを即時に実施したでしょう。しかし、本学は『教育の場として学生の指導と責任を放棄しない』という信念から『一定の猶予期間(概ね1年間)を設けて再度の博士論文指導、研究倫理の再教育を行い、論文訂正させ』ると決定をし、本年に至る論文指導を行ってきたところです」などの見解を発表した。

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