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日本の中古船2隻 ベトナムで海上警備に11月4日 4時44分
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南シナ海の領有権を巡って中国との対立が続くベトナムの海上警備能力の向上のため、日本政府から無償で供与された中古船2隻がベトナム中部に到着し、3日、現地の海上警察に引き渡されました。
日本政府は、中国が南シナ海で人工島の造成など海洋進出の動きを加速させていることを踏まえ、ベトナムの海上警備の能力向上のため、巡視船や取締船に転用できる中古の船を順次供与しています。
このうち、ベトナムの海上警察に供与される2隻の船が中部のダナンに到着し、3日、両国の政府関係者が出席して引き渡しの式典が行われました。
このなかで日本大使館の永井克郎公使は、「日本とベトナムは、南シナ海における一方的な現状変更について深刻な懸念を共有しており、2隻の船が有効に活用されることを期待する」と述べたうえで、両国の一層の連携強化を訴えました。
今回引き渡されたのは、それぞれ全長およそ50メートルの漁船で、今後改修され、巡視船として海上警備や救助活動の任務に就くことになっています。
日本からベトナムに供与された船はこれで合わせて4隻となり、年内にさらに2隻が、漁船の取締りなどを担う漁業監視局に引き渡される予定です。
このうち、ベトナムの海上警察に供与される2隻の船が中部のダナンに到着し、3日、両国の政府関係者が出席して引き渡しの式典が行われました。
このなかで日本大使館の永井克郎公使は、「日本とベトナムは、南シナ海における一方的な現状変更について深刻な懸念を共有しており、2隻の船が有効に活用されることを期待する」と述べたうえで、両国の一層の連携強化を訴えました。
今回引き渡されたのは、それぞれ全長およそ50メートルの漁船で、今後改修され、巡視船として海上警備や救助活動の任務に就くことになっています。
日本からベトナムに供与された船はこれで合わせて4隻となり、年内にさらに2隻が、漁船の取締りなどを担う漁業監視局に引き渡される予定です。