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 22日の大阪府知事と大阪市長のダブル選で、公明党は自主投票とする方針を固めた。2日に開く府本部の幹部会議で確認する。主に地方議員らは実質的に自民党の擁立候補を支援する方向だが、自主投票を打ち出し、大阪維新の会との決定的対立は避けたい考えだ。

 公明党府本部は、5月の大阪都構想の住民投票で「反対」の方針で動いた。

 廃案に追い込んだ「反都構想」の枠組みを再現したい自民党府連は、知事候補の栗原貴子府議(53)と市長候補の柳本顕(あきら)前市議(41)の推薦を公明党に要請した。さらに自民党府連執行部は10月29日、公明党府本部の支持母体である関西創価学会幹部とも会談。特に都構想への反発が強い公明党市議団も府本部に、柳本氏の推薦を求め、学会も含めた調整が続いていた。