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米国務省「核合意すべて履行で制裁解除」11月3日 5時03分
イランの核開発問題を巡る最終合意を受けて、イラン政府が、ウラン濃縮に使う遠心分離機の削減作業に着手したことを明らかにしたことについて、アメリカ国務省は核開発を制限する合意内容がすべて履行されたことを見極めたうえで、制裁を解除すると強調しました。
イランの核開発問題を巡る欧米側とイランとの最終合意について、イラン原子力庁のサレヒ長官は、2日、都内で、NHKのインタビューに応じ、「ウラン濃縮に使う遠心分離機を取り除くための作業にすでに着手した」と明らかにしました。
これについて、アメリカ国務省のトルドー報道部長は2日の記者会見で、最終合意が、先月18日に発効されてから、関係国がそれぞれ必要な措置に向けて準備していると説明したうえで、「核開発の制限をどのようなスケジュールで行うかはイランに任せている」と述べました。
そして、「IAEA=国際原子力機関が、イランが核開発の制限を完全に行ったことを検証したうえで、制裁は解除される」と述べ核開発を制限する合意内容がすべて履行されたことを見極めたうえで、制裁を解除すると強調しました。
オバマ大統領も、先月アメリカがイランに科している制裁を解除する準備を始めるよう関係省庁に指示していますが、アメリカ政府としては、制裁の解除はイランの行動にかかっていると改めて強調した形です。
これについて、アメリカ国務省のトルドー報道部長は2日の記者会見で、最終合意が、先月18日に発効されてから、関係国がそれぞれ必要な措置に向けて準備していると説明したうえで、「核開発の制限をどのようなスケジュールで行うかはイランに任せている」と述べました。
そして、「IAEA=国際原子力機関が、イランが核開発の制限を完全に行ったことを検証したうえで、制裁は解除される」と述べ核開発を制限する合意内容がすべて履行されたことを見極めたうえで、制裁を解除すると強調しました。
オバマ大統領も、先月アメリカがイランに科している制裁を解除する準備を始めるよう関係省庁に指示していますが、アメリカ政府としては、制裁の解除はイランの行動にかかっていると改めて強調した形です。