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 スポーツ経験のある障害者を対象に、パラリンピックでメダルを狙える才能を発掘しようというトライアウトが3日、東京都北区の都障害者総合スポーツセンターであった。15競技に21人が参加。専門ではない競技にも挑み、自身の可能性を探った。

 トライアウトは日本パラリンピック委員会が初めて実施した。高橋秀文副委員長は「日本は選手層が薄い。ここから一人でも多くのパラリンピアンが出ることを期待したい」。

 100メートルと1000メートルに参加した視覚障害の唐澤剣也さん(21)は「走るのが好き。ハードルは高いけれど、東京パラリンピックを目指していきたい」と話した。(井手さゆり)