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フィリピンで闘うIT系休学生のブログ

海外で奮闘する大学生エディのブログ。フィリピンのセブ島でのマネジャーの任期を終えて、日本に帰国しました。

3ヶ月のフィリピン留学でTOEICは何点になったか

英語
 
フィリピンで闘う休学生、エディです。
本日は日本人が大好きなTOEICの話です。

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現在は現地採用としてフィリピンで働いておりますが、
それまでにプログラミング留学→語学留学→インターン留学をたどってきました。
 
今回はその最初の語学留学3ヶ月でどのような勉強をして、その後に受けた本試験でどのくらいのスコアをとったのか書きたいと思います。
 

目次

 
・フィリピン留学を始めるまでの英語力
・フィリピン留学3ヵ月間でどんな勉強をしていたか
・フィリピン留学3ヵ月後のTOEICのスコア
 

フィリピン留学をはじめるまでの英語力

 
僕はフィリピンに上陸する直前までは大学3年生でした。
その時点でのTOEICのスコアは400くらいです。1年生のときに受験したモックテストの結果がこのくらいだったかと思います。
 
ちなみに一般入試組だったので、高校までの英語の基礎は嫌でも仕込んできた自覚があります。故に基礎的な英語の素養はありました。大学の授業は高校時代の貯金で乗り越えてきただけでした。
 

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フィリピン留学3ヵ月間でどんな勉強をしていたか

 
上記にあるような基礎レベルのままフィリピンに乗り込み、語学学校に通いました。
一番最初のテストの結果は6段階あるレベルの中の下から2番目。
SpeakingとListeningが全然できてなくて、ReadingとWritingがけっこうできてる典型的な日本人の結果となりました。
 
その後、数時間授業を受けて実際に英会話をする際にぶちあたった問題点を5つ発見しました。この問題点とテストの結果を元に勉強方法を確立していったので、こちら載せていきます。
 
1、くそボキャブラリー問題
ボキャブラリーが足りなすぎて会話が詰まる問題。日本語での表現は浮かんでいるのに、英語での意味がわからない。単語だけでなく熟語やイディオムの意味もわからないことが多くなる。
 
2、くそ発音問題
日本人の発音すぎて、相手が何回も聞き返してくる。発音の違いで失礼なこといって注意されたことも。。。
 
3、くそ耳問題
単語だけなら理解できるが、センテンスになった瞬間、音のつながりなど理解できず脳がパンクする。
 
4、くそ優等生問題
文法気にしすぎたり、完璧な答えを伝えたいために考えてから物を言うようになるため言葉のキャッチボールどころか一方通行のボーリング状態。意味のわからない完璧主義。
 
5、くそナイーブ問題
ネイティブならまだしもフィリピン人に対しても英語で話しかけようとする前に心の準備が必要になる問題。要は自身がなくて会話になっても相手に迷惑をかけないかなどなど考えてしまう。
 
以上です。
 
まとめると
ボキャブラリー、発音、リスニング、完璧主義、メンタルの問題があったわけですね。。。
 
これらの問題に対し、僕は以下の勉強方法をとりました。
 
1、発音の基礎を叩き込む
 英語の音素は44つあるらしいです。それを知った当時の僕はそんくらいなら覚えてしまえと考え、テキストを使って発音のパターンを全て頭に叩き込みました。使用したテキストは「英語耳」です。

 

これ1日で終わるから即効性が抜群。その後はCDを繰り返しでやるだけで発音の基礎が身につきます。発音記号も読めるようになるので便利。
 
2、音のリエゾンを叩き込む
 なぜセンテンスになった英語がききとれないかと自分なりに自問自答し見つけた答えが「音のリエゾン」です。
これは音と音のつながり、例えばGet it ゲットイット → ゲリッみたいにつながっちゃうやつ。これも良い参考書がありました。「リスニング大特訓」という参考書です。

こちらある程度やったら、発音のパターンみたいなものが身についてきます。
ちなみにそのあとはアメリカの発音を極めるためこちらの参考書を使っています。
 
Matering American Acccent

「American accent training」も有名ですが、記載されている発音記号IPA(International Phonetic Alphabet 国際音声学会が定めた正式な発音記号)ではないので、英語耳で学んだ発音記号が活かせません。なので、IPAの発音記号が載っている「Matering American Acccent」がおすすめです。

 
3、ボキャブラリーを増やしつつ、発音の練習もする
 発音について学んだら、次はそれをいかに定着させるかです。語学学校の授業で意識して発音していれば、もちろん定着するだろうと考えていました。
しかし、いち早くネイティブみたいにかっこよく話せるようになりたかった僕はボキャブラリービルドと一緒にやってしまおうと考えました。
 
発音以前にボキャブラリーの不足感をひしひしと感じていた僕は日本人にはおなじみの「Duo3.0」を使ってボキャブラリーのビルディングに日々打ち込んでいました。そこに発音練習を取り入れてみたら、まあなんと効率が良い勉強方法の完成しました。
 

Duo3.0はこれ↓

 

まずは「Duo3.0」についての解説をします。
こちら、単語だけでなく熟語やイディオムまでカバーしている単語帳です。この単語帳、高校の受験時代から知っていましたが、実際に使用したことはありませんでした。この単語帳は受験用ではなく普段使いでも十分使えるような内容が満載されています。故に英会話初級者はある程度の基礎英単語を叩き込んだらDuoをやると良いと思います。
 
別売りでCDが2種類販売されていますが、復習編すごい。たった1時間で参考書に載っている全ての単語の例文を聞き終えられるんです。もちろんネイティブのナチュラルスピードでです。
 

基礎編CD↓

復習編CD↓

 
僕のやり方は、名付けてDuo4ステップ理論。
1、セクション毎に、例文を軸に載っている単語・熟語・表現を覚える(発音記号も)
2、発音を意識しながら、口に出して読んでみる
3、日本語をみて即座に英語で言えるようにする。
4、音声に合わせてひたすらシャドーイング
 
このやり方、3ヶ月間毎日続けました。数周しました。
結果として、予想しなかったTOEICの得点に加えてローカル新聞が7割くらい読めるようになりました。リスニングについてはフィリピン人の言っていることはほぼ全てわかるようになってきました。
 
4、自信を持つ
 個人的に、ある程度の実力がある人が英語が話せないのはこのメンタルの問題があると思います。特に日本人。みんな自信ないし文法気にしまくってる印象があります。ネイティブに話すときなんかびびっちゃって物怖じちゃう人もよくいます。
 
そんなときにロシア人をみていると、自信って大事だなと思いました。彼ら我が物顔で自信満々に英語を話すんです。間違ってるとか関係なしに。でもどんな国籍ともしっかりコミュニケーションとれているんです。
 
英語を話すときに一番してはいけないことは、自信を失いオドオドして小さくてボソボソした言葉を発してしまうことです。
 
これ、スピーカーの説明重視の欧米だと完全に失礼だし、大したことないやつだと思われます。リスナーの解釈重視の日本の価値観のままでは良いコミュニケーションはとれません。
 
このことを知った私は、セブの街を闊歩する韓国人のような我が物顔とロシア人から学んだ断固とした自信を生活にとりいれていきました。
 
5、完璧主義との決裂
 くそ優等生な自分ともおさらばすることにしました。文法気にしすぎたり、完璧な答えを伝えたいために考えてから物を言うようをやめることにしました。
 
Duoのおかげである程度リスニングができるようになったら、あとは自分が話す際にどれだけすぐ返事するかです。どう早くしようかとか瞬間英作文的に考えていたのですが、途中で日本語はさまないのが一番早いじゃん!という発想になりました。
 
そこから必死で英語脳にすることに専念しました。
その最中、なんとなく自分の考えていることを客観的にみてみたらけっこうイメージって大事だなって思ったんです。そこからボキャブラリーはイメージで覚えるようにしました。
 
例えばPeninsula(半島)なら、ぼくの故郷千葉県(房総半島)を思い浮かべるように紐付けしました。こうすることによって今でもPeninsulaと言われても半島!と答えることができます。
 
イメージで考えられるようになってきたら、考える内容を頑張って英語にしてみます。今日の天気とか街中で見かけた可愛い女の子には彼氏がいるのかとか。でもけっこうむずかしかったんで独り言を言いまくるようにしました。
 
はたからみたら完全におかしいひとですが独り言作戦のおかげで英語でものを考えることがちょっとずつできるようになりました。そして英語で夢をみたらもうけっこういいところにきています。
 
以上5つの勉強策をうまくまとめると
発音 ✖️ Duo3.0 ✖️ 自信 ✖️ 英語脳
これが三ヶ月の勉強方法のまとめです。
 
ちなみにTOEICの対策は「はじめての新TOEICテスト 全パート総合対策」 を1周しただけです。
ちなみにこれ↓

 TOEICの基本情報を得るだけならこの本で十分。この本が終了したらあとは模試をやるのみ。
 

フィリピン留学3ヵ月後のTOEICのスコア

 
人生で初めてのリアルTOEIC試験を三ヶ月の留学後にセブで受験しました。
結果は、750点でした。
 
自分は700点くらいいけばいいと考えていたので、よくやったと思います。
ほとんどTOEIC専用の勉強ではなく、英会話の勉強をして獲得した得点なので、けっこう満足してました。
 
今ではフィリピン滞在1年を超え、英語を使った仕事のみで全く英語の勉強はしていませんが、たまに受験するTOEICでは800点を下回ることがなくなりました。そろそろ900点が欲しいのでがっつりと勉強しようかと考えています。
 
ということで、この辺で本日は終わりにします。
See ya:)