有名ブロガーの影響力やいかに
地方の人口を増やすためにはどうしたらいいのだろうかと考えることがあります。そんな時ふと思いました。有名ブロガーが地方移住を勧めるとどうなるのだろうか。
今回は「イケダハヤト氏」の影響で、高知県への移住者が増えているのかを調べてみました。
ちなみに私は彼のブログをほとんど読んだことがないので、彼については良く知りません。ですので、否定派肯定派のどちらでもありません。調べてみると彼が高知に移住したのが、2014年6月。意外と短いんですね。
私は一応期待しています。月200万以上のPVもあるブログですから、さすがに影響力はあると思います。もうすぐ300万にまで届く勢いです。
ここまでPVがあるブログが高知への移住を勧めているのに、もし効果がなかったとしたら相当ヤバいよ。
調べるにあたって、高知県の人口の流入だけだとピンとこないと思ったので、人口が同じくらいで、同じ四国の徳島県と比較してみます。
- 高知県人口:730,931人(2015年10月時点)
- 徳島県人口:757,777人(2015年9月時点)
参考資料はこちらです。
有名ブロガーの力で地方は救えるのか
今回見てほしいのは、彼が移住した2014年6月以降の人口流入の推移。どれだけ変化があったのでしょうか。
高知県の人口流入比較のグラフがこちら。青が高知県。ピンクが徳島県。数字が流入人口です。
うん、まったく成果なし!引っ越しが多い3月、4月を除けば横ばい。例年通りですね。何なら徳島より人気ないじゃん!
これは期待外れでした。
今回の調査結果で知りえたこと
何度も言いますが、彼は月間200万PVもある有名ブロガーです。何百万という人が彼のブログを見たはずです。しかし、まったく効果はなし。それほど地方の人口減少は根の深い問題なのでしょう。
地方の問題について調べていると、こんな記事を発見しました。
名ばかりコンサルタントが地方を食い物にしているって記事。そりゃあ、有名ブロガーが頑張っても無理なのに、インチキコンサルなんかじゃ地方創生は到底不可能でしょう。
どうしたら地方の人口減少を食い止めることができるんでしょうか。なかなか解決できない問題ですよね。
やっぱり雇用の問題だとは思いますけどね。みんながみんな移住してブログで稼げるわけでもないですし、東京に比べると仕事も少ないと思います。
地方離れが進んで東京に人口が集中してしまうと、ますます少子化が進行してしまいます。東京の合計特殊出生率は1.15(平成26年)。これは全国平均の1.42を大きく下回り全国ワーストの数字です。
人口を維持するためには出生率が2.08以上ないといけません。そのためには東京への人口流出を抑えて、地方の人口を増やさなくてはいけません。
とりあえず、今回の調査で分かったこと。
「ネットで呼びかけても効果なし」
という結果でした。
あー、消耗したー。