【ソウル聯合ニュース】韓国軍の関係者は3日、北朝鮮軍が韓国・延坪島から北東に12~13キロ離れた黄海の無人島で用途不明の施設の工事を進めていると明らかにした。先月初めに工事の実施を把握し、注視しているという。
軍当局はこれについて、韓国軍を偵察するための観測所または中国のカニ漁船を取り締まるための施設の可能性もあるとみている。
これに先立ち、北朝鮮軍は延坪島から北西に4.5キロ離れた無人島に陣地を築き、7月に122ミリロケット弾を配備した。2010年11月の延坪島砲撃事件で使用した兵器をこの島の目の前に配備したことになり、韓国軍は大きな軍事的脅威と捉えている。122ミリロケット弾の射程は約20キロ。
だが、軍の関係者によると、今回の施設は島の大きさや工事の様子から陣地ではないようだという。