2日に発表された現代自動車、起亜自動車、韓国GM、双竜自動車、ルノーサムスン自動車の韓国完成車メーカー5社による10月の国内販売台数は14万106台で、今年の月間最多を記録した。新車の発売や個別消費税の引き下げが追い風となり、販売は前年同月に比べ20%増加した。
現代自は新車効果で小型セダン「アバンテ」と中型セダン「ソナタ」がそれぞれ今年初めて月1万台以上の販売を記録し、全体の販売を押し上げた。同社の先月の国内販売は前年同月比16%増となった。
現代自傘下の起亜自は国内で前年同月比26%増の4万6605台を販売。新モデルが発売された小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「スポーテージ」(写真)が7586台売れ、好業績の立役者となった。スポーテージの販売は月間最多となり、10月の全車種販売ランキングで5位に入った。
韓国GMは小型車「スパーク」や新型セダン「インパラ」などを売り込み、国内で1万4675台を販売した。2002年の会社発足後、10月の販売としては最多となる。また、双竜自は小型SUV「チボリ」(5237台)が好調で国内販売が1万8台となり、03年12月以降、約12年ぶりに月間1万台販売を達成した。