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VW 二酸化炭素の排出量でも不正確認
11月4日 7時51分

ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、フォルクスワーゲンは内部調査の結果、窒素酸化物だけでなく二酸化炭素の排出量についても不正が行われていたことを明らかにしました。
フォルクスワーゲンは3日、声明を発表し、排ガス不正の発覚を受けて内部調査を進めた結果、車両の使用許可の試験で二酸化炭素の排出量を測定する際にも不正が行われていたことを確認したと明らかにしました。
試験では、実際に路上を走行するときよりも二酸化炭素の排出量が少なく、燃費がよくなるように設定されていたということです。
不正の対象になる可能性のある車両はおよそ80万台に上り、大半はディーゼル車だとしています。ディーゼル車は、二酸化炭素の排出量が比較的少なく燃費がよいのが強みとされていますが、そこでも誇張した数値を示していたことになります。
フォルクスワーゲンは、今回の不正による損失についておよそ20億ユーロ(日本円で2600億円余り)と見積もっています。
フォルクスワーゲンのミュラー会長は声明で「発覚した事態を非常に残念に思う。不正の解明と透明性の確保に全力を挙げる」と述べ、今回の不正を関係当局に直ちに報告し対応に当たる考えを示しました。

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