トップページ国際ニュース一覧米運輸省 タカタに最大240億円の制裁金
ニュース詳細

米運輸省 タカタに最大240億円の制裁金
11月4日 6時01分

米運輸省 タカタに最大240億円の制裁金
k10010293441_201511040610_201511040611.mp4
自動車部品メーカー、タカタが製造したエアバッグの不具合を巡る問題で、アメリカ運輸省は3日、タカタがリコールを適切に行わなかったため被害が拡大したなどとして、日本円で最大およそ240億円の制裁金を科すと発表しました。
この問題は、タカタ製のエアバッグが事故などで作動した際に破裂して金属片が飛び散る不具合が確認されているもので、アメリカ運輸省によりますと、これまでにアメリカで7人が死亡し、1900万台を超える車がリコールの対象となっています。
これについてフォックス運輸長官が3日、記者会見し、タカタは不具合を把握していたにもかかわらず、リコールを適切に行わなかったことや当局や消費者に対して正しい情報を提供しなかったなどとして、タカタに対して最大で2億ドル(日本円にしておよそ240億円)の制裁金を科すと発表しました。
アメリカ運輸省によりますと、1社に対する制裁金としては過去最高額になるということで、このうちおよそ85億円については現金で直ちに支払わせ、残る金額については新たな違反が見つかった場合などに科されるということです。
フォックス長官は「エアバッグの不具合は何百万人ものアメリカ人をリスクにさらし、リコールの遅れが重大な危機を招いた。われわれは消費者を守るため前例のない選択を取らざるをえなかった」と述べ、タカタを強く批判しました。

関連ニュース

k10010293441000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ