今の学校はシステムも教師の質もかなり終わってます。
もう「日本このままじゃヤバイぜ」ってレベルです。
最近こんな感じで教育のネガティブな部分を記事にしまくっています。
こんな記事とかね。
さすがにこのまま毒を吐いているだけじゃ、ただの嫌な奴になってしまうので今の学校教育が良くなるためにはどうすればいいか考えていました。
そんな時にあるブログの企画が目に飛び込んできました。
これはポータルサイターとして有名な山田こんぺーさんのブログで書かれている「未来ジョブ」という企画です。
未来の仕事や働き方が今後どうなっていくんだろう。という疑問やテーマを題材にしているようです。
このシリースめちゃくちゃ面白いんですよ!
例えばこんなの。
今日はこのシリーズを少しパクらせていただこうと思います。←え
ずばり
学校が10倍良くなる3つの未来ジョブを考えてみた。
ズバズバいきますよ〜
1:部活動プロコーチ
今もっとも問題になっているのが中学、高校の部活動の顧問制度についてです。
部活の顧問が教師をブラックな職業に仕立てあげている温床ともいえます。
顧問はほとんどボランティアみたいなものなのです。
これは各自治体によって変わってきますが、私の友人が務めている公立中学校では休日の部活動手当が3000円のようです。
大会の引率で朝の9時から17時まで働いても3000円です。
最低賃金もクソもないですね。
別の友人はこんなこと言ってました。
「土日も部活だから今日で35連勤目。なう。」
こんな状態では
授業、生徒指導、学級運営、進路指導など
教師が注力すべき業務に時間が取れなくなるのは当たり前ですよね。
そこで生まれたのがこの職業
部活動プロコーチです。
主な業務内容はこんな感じです。
・部活動の指導、大会引率
・実技教科の授業補佐
部活動の指導、大会引率
文字通り部活の指導に特化した職業です。
今の学校は必ずしも専門的な知識を持った先生が顧問をやっているとは限りません。
1回もテニスをやったことがないテニス部の顧問とかたくさんいますからね(笑)
正直こんなの無茶ぶりなんですよ。
教師も負担が増えるし、素人が教えたところで生徒のためにもなりません。
そこで部活動プロコーチの出番です。
体育大、美大、音大などの出身者を部活動に配置するのです。
体育大、美大、音大の人たちはなかなか自分の専門性を活かした職業につけないと言われています。
これは雇用の促進にもつながるのではないかと。
実技教科の授業補佐
じゃあ部活動プロコーチは部活の時間まで何してるんだよ。っていう話になりますよね。
部活動プロコーチは実技教科の授業補佐も担当します。
運動部のプロコーチだったら体育の授業補佐
美術部のプロコーチだったら美術の授業補佐
という感じですね。
私も小学校の教育実習で体育の授業をやったことがありますが、1人で30人以上の指導をするのって物理的に無理なんですよ。
座学とよりも個々人に特化したアドバイスが必要になりますからね。
そんなときにもう1人専門的な知識をもった人が補佐に入れば授業のクオリティーは大幅に上がります。
しかしあくまでも補佐です。
授業の流れは先生に一任して、部活動コーチは授業中に助けるだけです。
部活動プロコーチの本業は部活動の指導なので。
部活動プロコーチ導入のメリット
・教師の負担軽減
・部活動の時間の充実
・実技教科の授業のクオリティーアップ
2:担任のプロ
これは担任に特化した先生のことです。
授業はしません。その代わりに
・進路指導
・不登校の生徒の対応
・生活指導
・行事の運営
・その他事務作業
などを全て受け持ちます。
学級運営って教育の中でも特に教育心理の知識が必要になってくると思うんです。
けどこの教育心理の分野って、あまり大学で深く扱われないんです。
もちろん教育心理の授業はありますけど、それを自分の物にして学校現場で活かすレベルには到達しません。
ザックリ言うとカウンセラーさんみたいな知識が学級運営には必要なんです。
今の教師はそんな知識は持ち合わせていません。
だから自分のクラスに不登校の生徒が出てしまうと対応に困ってしまうのです。
担任のプロ導入のメリット
・学級運営の円滑化
・進路指導の充実
・不登校生徒の対応
・教科指導の先生の負担減
3:先生の先生
ここまで紹介した2つの職業が導入されれば今までの先生の仕事量は大幅に減ります。
減りすぎて暇になるレベルです。
その余った時間を授業力の向上に努めるのです。
そこで最後に導入される職業がこちら。
先生の先生
これは文字通り先生を指導する先生ということです。
先生って自分の授業をしっかり誰かに指導してもらえる場面ってほとんどないんですよ。
本当に教育実習ぐらいです。
なのでどの教師も自分流で授業を作っていって独自の進化をしていくのです。
そこには守破離という概念は一切ありません。
「ベテランの先生だから授業がうまいとは限らない」っていうのは皆さんも経験済みですよね?
これではいつまでたっても授業のクオリティーはあがりません。
そこで先生の先生の出番です。
先生の先生は授業見学や校内研修を通して先生の授業力向上に努めます。
各教科一人づつ先生の先生が校内に配置されると良いでしょう。
教師は教える立場にあるのにも関わらず、自らが学ぶ機会が少なすぎます。
授業って本当に難しんです。
先生を教育する立場の人って絶対に必要ですよ。
仕事の分割と集中が大切
正直に言って学校の先生はやることが多すぎてパンクしているんです。
もっと仕事を分割してそれぞれの担当が集中していかなくちゃいけないんです。
教育について色々な議論がかわされていますが、一言で言えば「日本は教師に無茶ぶり」しているんです。
20年後に学校教育はどんな変化を遂げているのでしょう?
私は楽しみであり不安でもあります。