「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」 第2話 「蒼色の邂逅」の感想です。
停電し、照明が明滅を繰り返す研究所。
そこに現れたものとは?
記事は感想というよりも情報の整理がメインになります。
※原作未読&ドラマ未視聴のため、基本的にネタバレ無しになります。
「すべてがFになる」のアイコンキャラ表
まずはじめに。
「すべてがFになる」はだいぶ登場人物が増えてきました。
ですのでおもなキャラクターについて簡単な表にしてみます。表は左からキャラクター名、アイコン、配役(キャスト)になります。
キャラ名 | アイコン | キャスト |
---|---|---|
犀川創平 | 加瀬康之 | |
西之園萌絵 | 種崎敦美 | |
真賀田四季 | 木戸衣吹 | |
山根幸宏 | 鈴木達央 | |
水谷主税 | 伊藤健太郎 | |
島田文子 | 日笠陽子 | |
望月俊樹 | 下崎紘史 | |
長谷部聡 | 伊丸岡篤 |
(画像は公式H.P 「TVアニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」」 より)
山根幸宏(やまね ゆきひろ)は真賀田研究所の副所長で、水谷主税(みずたに ちから)と島田文子(しまだ あやこ)は研究所の所員、望月俊樹(もちづき としき)と長谷部聡(はせべ さとし)は研究所の警備員です。
また、犀川ゼミの他の生徒や、萌絵の執事・諏訪野(すわの)については省略します。事件に無関係っぽいので。
第2話を構成していた3つの要素
キャラに続いて「すべてがFになる」の第2話について。
これは大きくわけて3つの要素で構成されていました。
- 島が孤島で四季も孤立している
- 女子とおじさん2組による会話
- 研究所の描写と停電後の出来事
この見出しでは1.と2.についてふれます。
「びーきゅうらいふ!」さんが要点を分かりやすく書き出してくれているので、そちらも参考にさせてもらいながら。
1. 島が孤島で四季も孤立している
「妃真加島」(ひまかじま)は絵にかいたような絶海の孤島でした。具体的には、
- 島には定期便の船が無い
- 船は電話をしない限り立ち寄ってくれない
- ネットワークを含め、島は外界から遮断されている
- 基地局が無いので携帯はつながらない
絶海の孤島ぶりに笑ってしまうというか……
いかにもな感じでワクワクしちゃいます。いかにも何か事件が起きそうw
そして真賀田四季とサシ(1対1)で会話することも不可能。
両親殺害から15年、真賀田助手は人とプライベートな話はしない、とのことでした。第1話で真賀田四季と西之園萌絵によるモニター越しの会話がありましたが、あれは非常に珍しいケース。しかも録画がされており、その映像を研究所副所長の山根幸宏は見たようです。こりゃ恥ずかしいわw
2. 女子とおじさん2組による会話
「女子+おじさん」のカップリングによる会話が2組、夜の景色をバックに重なり合うように描かれていました。
ひと組目は夜のドライブ中。
13歳当時の真賀田四季と、顔の見えない人(cv:咲野俊介)との会話。顔の見えない人は、1話の出だしと同じ声です。
公式H.Pを見たら、咲野俊介さんが声を当てるのは真賀田研究所・所長の新藤清二となっていたので、顔の見えない人は所長でいいのでしょう。所長に奥さんがいるのを知りながら四季は所長にモーションをかけています。指輪をはめた男性の手に添える両手、スラリとのびた長い足。その言動と色香……
四季はとても13歳とは思えない(汗)
うらやま…… いや何でもない。
ラストシーン。車は長いトンネルへ。
トンネルか……
まるで今後の2人を暗示するかのようなトンネルで。
四季はセリフが聞こえず口だけが動きました。これ、口の動きを見ると、
「あいしてる」
と言ったのかな……
そんないけない相思相愛まっ最中なひと組めに対してもう片方のふた組め。
こちらは対照的。
犀川創平と西之園萌絵は恋愛にはまだまだって感じですね。先生も萌絵のことを嫌いじゃなさそうですが、恋愛感情とはまるで遠い感じ。犀川にとって萌絵は恩師の娘とのことなので、やはりそれが多少、犀川の心のブレーキになっているのかも。「ビール飲んだ?」と犀川はわざとはぐらかしていたようにも聞こえました。
最後の3.については次の見出しで書いてみます。
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研究所における停電後の状況とセリフをすべて書き出してみる
まずは停電前の状況を。
声に反応するサブシステムがデボラ(cv:戸田めぐみ)、台車がP1(ピーワン)。
四季はいくら呼び出しても応答が無く、部屋にはロックがかかったままでした。15年間、四季に無断であけたことのない黄色のドアの前にいたのは合計6人で、停電の直後、警備の長谷部が加わり合計7名になりました。
(画像 ↑ は黄色のドアが開いたあと。
左から、研究所の島田と山根、犀川、西之園、警備の望月、研究所の水谷、警備の長谷部です)
つづいて停電直後の状況とセリフをすべて書き出してみます。
もしかしたら役立つときがくるかもしれないので。
(ガーーーッと停電。以降、照明は明滅を繰り返す)
水谷「何だこれは?」
長谷部が登場し「望月さん、ドアが開きます」
(四季の部屋入り口、黄色のドアが上にあがってオープン。さらに奥にも銀の扉)
長谷部「デボラ、照明をチェック」
デボラ「異常を認識しました」
山根「誰か開けたのか?」
長谷部「開けてませんよ! 勝手に開いたんです」
(奥の銀のドアも上にあがってオープン)
望月「誰だ ?!」
(白いドレスが反時計回りに回転して正面向きに。ドレスの下に白い顔、赤い口紅が見える)
水谷「人形…… か?」
(ドレスが前進を開始。両肩から先が無いように見える)
山根「P1……」
萌絵「はっ…… 人形じゃない、真賀田博士です! 誰か止めて!」
山根「デボラ、すべてのP1を止めろ!」
デボラ「そのコマンドは、現在実行できません」
山根「リセットしろ!」
デボラ「通常のリセットは、現在実行できません。非常用のリセットを実行しますか?」
山根「リセット!」
デボラ「認識しました。1分間、すべての機能が停止します」
(バチッ、バチッ、バチッ。画面は暗転して場面転換。描写は車内の邂逅シーンへ)
研究所が停電した後のセリフはこれですべてになると思います。
推理とかは……
まだ自分には全然出来ない状況です。ひとまず初めて第2話を見たときは……
何が起こったんだ?! これは死体なのかそれとも人形なのか?!
それぐらいの印象だけが残りました。
2度目の視聴時にはちょっと意外だったことがひとつありました。
それはドアが上にあがってオープンする事。
特に銀のドアは、観音開きしそうなつくりに見えたので、上にあがった瞬間にアレっ?! と意外な気分がしました。まさか上にあがるとは……
まあ気になったのは、それぐらいです。
真賀田四季の略歴
四季の略歴年表は第1話の感想にも書いたのですが。
今回の邂逅シーンで四季は13歳と説明されていたので、前回書いた略歴にひとつ赤文字で付け加えてみます。また、車を運転する男性の名は前回と同じくA(cv:咲野俊介)にしといてみます。
真賀田四季・略歴年表
- 1986年頃に生まれる
- 1991年(5歳)両親が多忙のためAに預けられることが増える
- 1997年頃(11歳)博士号を取得
- 1998年頃(12歳)エンジニアになる
- 1999年の夏(13歳)Aと夜のドライブ
- 2000年頃(14歳)両親を殺害。真賀田家の両親は共に博士
- 2015年夏(現在)29歳
略歴にしたら気がつくことがありました。今回第2話のドライブは、
四季が両親を殺害する前年の出来事
ということになります。
もしかしたらAとの不倫は、両親殺害の動機に絡んでくるのかもしれないですね。
第2話までの簡単な印象と最後のまとめ
第2話を初めて見たのは、もうしばらく前のことになります。
「すべてがFになる」はずっと眠気に襲われながら見てたのですが第2話のラスト、
「停電」後に急に目が覚めました (*´∀`*)ゞ
頭がパチッと覚醒、みたいな感じで。
序盤の展開がスローなことから、このアニメは2クールなのだろう。そう思ったら実際には1クールの全11話でした。おそらく話が進むとキャラの紹介があまりできなくなるので、1話と2話は主要人物の紹介や作品世界の紹介に時間を割いたのでしょう。
「停電」後の3話・4話は面白いので、アニメ「すべてがFになる」は第2話の終盤までの視聴がややガマンの展開かもしれないですね。
第2話の印象ですが。
停電後の出来事はもちろん、サブタイトルが「蒼色の邂逅」とあるように、夜(蒼色)の車内における13歳の真賀田四季が印象に残りました。
奥さんは泊まりなので帰らなくていい。
男の指輪をはめた左手に重ねる両手、ノンスリーブの白い服から伸びる両手両足、トンネルに入る2人。トンネル抜けて2人はいったいどこへ? どこまで堕ちてゆく?
「すべてがFになる」の第2話は、そういう場面も印象に残った回でした。
「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」 全11話
原作:森博嗣
監督:神戸守
シリーズ構成:大野敏哉
制作:A-1 Pictures
(キャスト)
犀川創平(さいかわ そうへい):加瀬康之
西之園萌絵(にしのその もえ):種崎敦美
真賀田四季(まがた しき):木戸衣吹
山根幸宏(やまね ゆきひろ):鈴木達央
水谷主税(みずたに ちから):伊藤健太郎
島田文子(しまだ あやこ):日笠陽子
望月俊樹(もちづき としき):下崎紘史
長谷部聡(はせべ さとし):伊丸岡篤
役名なし:咲野俊介
デボラ:戸田めぐみ
オープニングテーマ
「talking」
歌:KANA-BOON
エンディングテーマ
「ナナヒツジ」
歌:シナリオアート
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