米Twitterは11月3日、「お気に入り」のマークを従来の星(★)から「ハート」に変更したと発表した。「星マークは特に初心者にとっては混乱する可能性があったが、ハートマークは言語を超えて通じる普遍的なシンボルだ」と説明している。同時に、呼び方も「お気に入り」(favorites)ではなく「いいね」(likes)に変更した。
Twitterは今年8月ごろ、一部ユーザーを対象にハートマークへの変更をテスト。その結果「ユーザーはこれを好む」ことが分かったという。ハートマークは「より表現力があり、人々と容易につながることができる」──という。
ハートマークと「いいね」への変更は、Twitterをより使いやすくする改善の一環。「お気に入り」は、Webブラウザのブックマークのようにユーザー自身が気に入ったツイートをチェックしておく機能のように受け取られる面があり、実際にそのように使われてもいるが、これをFacebookのように「いいね」に変更することで初心者にとっても分かりやすく、かつユーザー間のつながりを促しやすくする狙いのようだ。
ツイートのハートマークをクリックすると、アニメーションとともにハートマークが赤くなる仕掛けも導入されている。
ハートへの変更はTwitterに加え、Vineアプリでも実施。まずTwitterのスマートフォン向けアプリ(iOS/Android)とPCブラウザ版、TweetDeckなどで切り替えていく。
ハートマークへの突然の変更は日本のユーザーも驚いたようで、「ハート」「Twitterのふぁぼ」「星のまま」といったワードがトレンドに入っている。「Favstar」など連携サービスはどうなるのか、という声も上がっている。
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