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【本紙前ソウル支局長公判】
「隣国の痛みをなぜ」と検察 「痛み知っているから書きました」…被告人質問詳報(4)
加藤前支局長「いま、おっしゃったことを3月31日に言ったということですか」
裁判長「はい」
加藤前支局長「そのように記憶しております」
裁判長「その部分に関連して、日本に帰国後に、被告人がメディアに話した部分があるのですが、被告人は何と話しましたか」
加藤前支局長「会社に伝えたというのは、どういう意味ですか」
通訳を挟んでいることもあり、意図がうまく伝わらないようだ。
裁判長「裁判所のこのような見解の表明について、日本に帰った後に、別の記者に自分の立場を表明したことがありますか」
加藤前支局長「意見は、いまおっしゃったこと全てを伝えたことはありませんが、部分的に伝えたことはあります」
裁判長「裁判所の見解に同意する、同意しないと話したことはありますか」
加藤前支局長「見解というものを先ほど多くおっしゃったので、記憶しきれないのですが、どういう見解のことなのでしょうか」
裁判長「噂の内容は、事実とは違う、虚偽だという裁判所の見解について、同意する、同意しないと言ったことはありますか」
加藤前支局長「述べたことというか、私自身が記事に書いたことの中に、私は当時から、会っていたとか、いないとか、事実の内容については、真偽不明だということを記事に書いておりますが、裁判所の見解については、そういう見解であるということを承知していると、私の記事に書いています」
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