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南シナ海巡り米中の国防相が会談11月3日 21時09分
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ASEANの国防相会議に合わせてマレーシアを訪れているアメリカのカーター国防長官と中国の常万全国防相による直接の会談が、3日夜、行われました。南シナ海で中国が造成する人工島の周辺でアメリカ政府が駆逐艦を航行させたことを受けて、どのような議論を交わしたのか注目されます。
マレーシアのクアラルンプールでは4日にASEAN=東南アジア諸国連合の拡大国防相会議が開かれ、アメリカのカーター国防長官と中国の常万全国防相も出席することになっていて、これを前に、カーター国防長官と常国防相による米中国防相会談が日本時間の3日午後8時前に始まり、およそ30分後に終わりました。
米中両国の間では先月27日、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島でアメリカ海軍の駆逐艦が中国が造成する人工島の周辺12海里以内の海域を航行したことを受けて、せめぎ合いが続いています。
アメリカ政府としては国際法上、人工島は領海の基点にはならないとして中国の領海を認めない立場で、今後も3か月に2、3回の頻度で軍の艦艇を人工島周辺で航行させる活動を継続する方針を示しています。これに対して中国政府は、中国の主権と安全を脅かす行為だと強く反発する一方で、アメリカとのこれ以上の対立は望まないという姿勢もにじませています。
会談の中身はまだ明らかになっていませんが、カーター国防長官と常国防相が直接の会談でどのような議論を交わしたのか注目されます。
米中両国の間では先月27日、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島でアメリカ海軍の駆逐艦が中国が造成する人工島の周辺12海里以内の海域を航行したことを受けて、せめぎ合いが続いています。
アメリカ政府としては国際法上、人工島は領海の基点にはならないとして中国の領海を認めない立場で、今後も3か月に2、3回の頻度で軍の艦艇を人工島周辺で航行させる活動を継続する方針を示しています。これに対して中国政府は、中国の主権と安全を脅かす行為だと強く反発する一方で、アメリカとのこれ以上の対立は望まないという姿勢もにじませています。
会談の中身はまだ明らかになっていませんが、カーター国防長官と常国防相が直接の会談でどのような議論を交わしたのか注目されます。