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防衛相 比の南シナ海仲裁申し立てを支持
11月3日 22時59分

中谷防衛大臣は、訪問先のマレーシアでフィリピンのガズミン国防相と会談し、南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張する中国に対して、フィリピンが国際法上認められないと仲裁裁判所に申し立てていることについて、国際法に基づき平和的な解決を目指すものだとして支持する考えを伝えました。
南シナ海を巡っては、中国がほぼ全域が自国の管轄下にあると主張しているのに対し、フィリピンが国連の海洋法条約上認められないとオランダのハーグにある仲裁裁判所に申し立てていて、裁判所は先月、審理を本格化させることを決めました。
これについて、マレーシアを訪問している中谷防衛大臣は、日本時間の3日夕方に行われたフィリピンのガズミン国防相との会談で、「わが国は『国際法に基づいて平和的な紛争解決を目指すことは、法の支配による国際秩序の維持や発展に資する』という考えであり、仲裁手続きの活用を支持する」と述べ、フィリピンの対応は国際法に基づき平和的な解決を目指すものだとして支持する考えを伝えました。
これに対しガズミン国防相は「日本の支持に感謝する。法の支配によって航行の自由を確保することは重要だ」と述べました。
この問題を巡って、中国政府は「仲裁裁判所に審理する権限はない」として、裁判の手続きに応じない考えを示しています。

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