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【本紙前ソウル支局長公判】
「達也、涙なくして聞けないニュースだ」母が託した思い…被告人質問詳報(2)
加藤前支局長「非常に多数の記者が、多様な部署で勤務しておりますので、野口さんを直接、親しく存じ上げているということはありません」
弁護人「被告人は、野口記者の書いたコラムを読んだのならば、そのコラムについてどう思いますか」
加藤前支局長「本来の業務と直接関係のないものですので、簡単に読みました。その印象でお答えしますと、多様な考え方があってもいいとは思いますが、私自身は、その内容に同意するものではありません」
弁護側が別の質問に移る。
弁護人「被告人の日本の家族は15年、韓国の女子高校生をホームステイで受け入れた事実がありますか」
加藤前支局長「はい。あります」
弁護人「ホームステイを受け入れた期間は、被告人は韓国から出国を禁止された時期でしたか」
加藤前支局長「はい」
弁護人「韓国の女子高校生をどのような経緯で受け入れることになりましたか」
加藤前支局長「長男が昨年の4月に入学した日本の私立高校は、世界中の人々と学生を受け入れる交流行事をやっておりました。その関係で受け入れることとなりました」
弁護人「韓国の女子高校生をホームステイで受け入れるという決定は、誰が行いましたか」
加藤前支局長「私が、妻から相談を受けて行いました」