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世界の科学者 北東アジアから核兵器排除を議論11月3日 11時59分
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長崎市で開かれている、世界の科学者が集まって核兵器廃絶について話し合う「パグウォッシュ会議」は、3日、北東アジア地域から核兵器を排除するための平和の構築などについて議論が交わされ、日本の専門家が「日本が中国や韓国をはじめ、周辺国と多面的な連携を深めるべきだ」と訴えました。
36か国からおよそ170人の科学者らが参加して長崎市で開かれている「パグウォッシュ会議」は、3日午前、日本と中国、朝鮮半島などからなる北東アジア地域から核兵器を排除するために、どう平和を構築していくかについて日本や中国などの専門家が議論を交わしました。
この中で、国際政治が専門の成蹊大学の遠藤誠治教授は、中国が主導するAIIB=アジアインフラ投資銀行などを例に挙げて、中国が急速な経済発展を背景に存在力を高めている状況を説明し、「地域での長年の力の均衡が崩れている」と指摘しました。さらに、中国や韓国で日本に対する不信感が広がっているという調査結果を示したうえで「日本が中国や韓国をはじめ、周辺国と多面的な連携を深めるべきだ」と訴えていました。
この中で、国際政治が専門の成蹊大学の遠藤誠治教授は、中国が主導するAIIB=アジアインフラ投資銀行などを例に挙げて、中国が急速な経済発展を背景に存在力を高めている状況を説明し、「地域での長年の力の均衡が崩れている」と指摘しました。さらに、中国や韓国で日本に対する不信感が広がっているという調査結果を示したうえで「日本が中国や韓国をはじめ、周辺国と多面的な連携を深めるべきだ」と訴えていました。