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官房長官:「2020年にGDP600兆円は実現可能」

毎日新聞 2015年11月03日 20時28分

 菅義偉官房長官は3日、東京都内での経営者向けセミナーの討論会に出席し、安倍晋三首相が掲げる「2020年ごろまでに国内総生産(GDP)600兆円」との目標について「実現可能な目標だ」と強調した。

 菅氏は「五輪の経済効果が換算されていない。過去の結果では、(招致が)決まってから開催までに10%ぐらい増えている」と指摘。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の大筋合意をあげ、「日本の農産品は世界で評価が高いが、今まで輸出を考えていなかった。数値目標を掲げたい」と農産品の輸出拡大もGDPを押し上げるとの認識を示した。

 討論会には経済同友会の小林喜光代表幹事も出席。小林氏は9月に首相が目標に言及した際に「あり得ない数値だ」と発言したが、この日は「最初は、できるはずがないと言ってしまったが、政府の覚悟のほどが伝わってきた」と語った。

 また、菅氏は消費増税に触れ「(昨年4月に)3%引き上げた影響は、言われたよりはるかに深刻だったが、リーマン・ショックのような現象がなければ(10%への増税は)予定通りやる」としつつ、「軽減税率はやる。自民党も公約している」と語った。【高本耕太】

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