【画像】好きなファミコンの説明書「だけ」あげてく
- 2015.11.3 17:20
- カテゴリ:ゲーム テレビ ,
好きなファミコンの説明書と解説をあげていきます
チョイスの基準は全て>>1の思い入れと主観なので「○○がない」は勘弁
社名は当時の表記、原則発売元を記載、文中敬称略 、画像加工済み
すべて自前です
『ファミリ―コンピュータ 本体』1983年/任天堂
名実ともに国産家庭用ハードのマスターピースにして
「Nintendo」の名を世界に知らしめた名機
老若男女問わず親しまれ「家庭用ゲームとはなにか」の一つの答えを示した
本機の型番「HVC-001」は「Home Video Computer」の略称である
(続く)
期待
IDすげえな
>>3
こんなIDはじめて
じぇじぇじぇじぇ
ナムコは収納しやすいよね
>>7
プラケースは楽でしたね
初期型は説明書が入れにくくてよく破いたりしちゃってた
(続き)
本体の製造は発売20周年である2003年に終了してしまったが
同年末~2004年に東京都写真美術館にて開催された
「テレビゲームの展覧会 レベルX」を訪れた際、会場内で
最後のFC本体(AV仕様)の製造動画が流れたとき
>>1は目を瞑り心の中で静かに手を合わせた
この最後のFC本体は現在も任天堂が所蔵している
ええな
元祖ガンコン
『注意書きの各種チラシ』任天堂
主にFC本体や周辺機器に同梱されていた注意書きのチラシ類
面白いのは左上のピンク色のチラシ本文二行目に「ゞ」という
今ではめっきり使われることが減った踊り字を使っている
このことから当時(1983年前後)の日本語の使われ方が読み取れ、
引いては日本語学的アプローチも可能である……は言い過ぎかな
これらチラシ類から品質はもとより任天堂の行き届いた「仕事」ぶりが窺える
すげえなもう30年以上前か
>>20
早いもんですね
『これがファミリーコンピュータだ!! ファミリーコンピュータ編』任天堂
一時期のFC本体に付属された漫画形式の啓蒙小冊子
ある日ファミコンが大好きな小学生、学くんと京子ちゃんのもとに
異星人のコン吉くんという男の子がやってきた
彼らはゲームを通じて仲良くなりファミコン本体について
「学研まんがひみつシリーズ」のような展開で学習していく…といった内容
内部構造から解説していてCPU、PPU、RFモジュレータなどといった
およそ当時のキッズには難解と思われる専門用語がバシバシ登場する
漫画家、野崎泰の柔らかいタッチで描かれた人物がとてもかわいい
>>23
なんじゃこれw
>>23
とにかく続きをよみたい
>>23
懐かしい
>>23
あられちゃんと孫悟空を混ぜたみたいなやつで草w
『ゼビウス』1984年/ナムコ
STGにおける不滅の傑作にしてFC初期のキラータイトル
もはや余計な説明は不要なのでここではAC版との違いを列記する
・当然だがグラフィック、サウンド、アスペクト比がFC仕様
・ナスカの地上絵のカット
・アンドアジェネシスの動きが違う(FCは浮遊しない)
・ソルの本数が違う(FCが一本多く全46本)
・ソルの発生から破壊可能までの時間が短い
・バキュラの出現枚数の減少(一画面に四枚まで)
・隠しコマンドがある(無敵ほか)
などであるが、移植レベルは高くAC版と比べほぼ遜色無くプレイできる
またナムコが展開する「UGSF」シリーズに断片的ではあるが
キャラクターやゼビ語が登場するものの唯一直接の関係はない
ナムコは本作のヒットで任天堂の定めるFC発売本数制限が撤廃されたと言われる
>>28
黄ばみ具合が時代を感じるな
>>28
FC発売本数制限なんてあったのか
>>33
そうなんですよ
任天堂は「アタリショック」をかなり研究していたと思いますよ
『バルーンファイト』1985年/任天堂
米国ウィリアムス社「ジャウスト」をルーツに持ち国内ではAC版が初出
元々は「ジャウスト」の移植をしていたのだが権利関係で間に合わず
アレンジして発売し直したのが本作である(その後ジャウストは無事発売)
風船が持つ浮遊感を見事に再現した伝説的なプログラミング技術は
その後「スーパーマリオブラザーズ」の水中ステージ他で見事に生かされている
本作の醍醐味は同時プレイ(協力or対戦)もさることながら
Cモードの「バルーントリップ」にあるといっても過言ではない
R.I.P.岩田聡
なんだか懐かしくなるな
『フロントライン』1985年/タイトー
相手の武器を奪いながら攻撃激しい敵陣へ一人で果敢に攻め込むという
デューク東郷や舩坂弘もかくやといったウォーACTだが
自キャラ敵キャラの歩き方と効果音が非常にコミカルで
本来は血なまぐさい戦争のハズなのだが、のどかな雰囲気が漂う
ちなみに説明書によると主人公の階級は軍曹とのこと
『バンゲリングベイ』1985年/ハドソン
初出は米国ブローダーバンド社が制作したコモドール64版のFC移植作
通説では「ロードランナー」「チョップリフター」とともに
「バンゲリング帝国三部作」という位置付けがなされているが
実は単なる後付け・創作という説もある
(詳しくは「幻想のバンゲリング帝国」で検索)
さらに「ボンバーマン」との関連はハドソンの完全な創作である
当時ファミっ子として過ごした人に「記憶に残るク○ゲーは?」と聞いたら
きっと何人かは本作を挙げるだろうが独特の操作性と世界観、
高度な戦略性を熟知すれば高い移植度も相まって歯応えある名作と言える
このゲームほど(日本国内において)発売当時と現在の評価が違う作品も珍しい
余談だがケイブンシャが刊行した攻略本に詳細なストーリーがあるが
これも完全な創作である点は記憶に留めておきたい
『ポートピア連続殺人事件』1985年/エニックス
堀井雄二原作、FC初のADVにして堀井ミステリー三部作の第一作め(初出はPC)
PCユーザーならまだしもFCではADVという概念は当時まだ認知されておらず
発売当初の売れ行きはサッパリであったが口コミで広まったという逸話がある
加えて「ドラゴンクエスト」の発売前、いきなりRPGを出すのではなく
まず本作を発売しコマンド選択式ゲームに馴れてもらおうといった経緯がある
効果音とサイレン以外のサウンドはナシ、3D風ダンジョン、意外な犯人など
そのインパクトは絶大で「FCで一番好きなADVは?」と聞いたら
「オホーツクに消ゆ」と並んで本作を挙げる人は多いんじゃないかなぁ
(続く)
(続き)
ヤスとふみえは美男美女
人物はこのイラストとモニター越しのドット描写で充分だった
その耽美なイメージイラストから「兄妹萌え」を意識させる作品としても名高い
FCで一番好きなADVなら新・鬼ヶ島をあげる人が多そう也
犯人はヤスってやつか
やったことないな
さんまの名探偵は一番最初に買ったやつだ
>>63
さんまの名探偵も秀作と名高いですね
『プーヤン』1985年/ハドソン
初出はACで1982年コナミ開発発売の同名アクションSTG
このFC版はハドソンからの発売で移植レベルはかなり高い
その可愛らしいデザインとサウンドは性別問わず人気があり
何人かの>>1の知人女性から「昔よくやったわ~」と聞いたことがある
(同様のケースは「ナッツ&ミルク」や「バイナリィランド」など)
ただしその見た目とは裏腹にゲームとしての難易度は高く奥が深い
ときたま出現する肉を使って編隊オオカミを一気に倒したときの爽快感は格別
また隠しキャラも多くおなじみの「ハドソンの中本さん」は本作が初登場
>>71
ナッツ&ミルクは女の子をターゲットに作られたものだからな
>>116
「パックマン」もそんな話ありましたね
『テグザー』1985年/スクウェア
ゲームアーツ開発のPC版が初出でFC版はスクウェアから発売
ロボットのスムーズな変形とレーザー攻撃がウリでPC版は大ヒットしたが
FC版はハード制約の都合からPC版の長所がことごとく削られ
残念ながら劣化移植との烙印を押されてしまっている
ただし全体に漂うソリッドな雰囲気とサウンドに魅了されたキッズも多い
正統な続編として「ファイアーホーク」という作品があり
こちらの移植を待ち望んだ人も多かったが残念ながらFC未発売
『ファミリーコンピュータ ディスクシステム』1986年/任天堂
「カセットの時代からディスクカードの時代へ」を謳い文句に
従来のカセットよりも高性能と期待されたが技術の進化は日進月歩、
容量、セーブ機能、拡張音源もカセットがディスクを上回るようになった
ドライブを動かすゴムベルトの劣化による本体の故障しやすさ、
デッドコピー、メーカーの利益率の低さも衰退の要因と言える
(続く)
ぷよぷよの説明書とか出るかな
(続き)
非常に意欲的な作品が多数発売され、任天堂が思い描いていた
ネットワークシステムはその後のSFCやWiiで生かされていく
書き換えは2003年、修理サポートは2007年に終了しているので
VC化されていないディスクシステムのゲームを実機で遊ぶことは
いずれ不可能になってしまうだろう悲しい運命を持っている
(内部構造は結構複雑なので自信がない限り自己修理はお勧めしない)
>>140
ディスクライタってまだ現存してるのかな?
>>144
任天堂が所有している1台以外はすべてなくなってる
>>154
thx
>>154
でもまだ一台だけあるんや
あの技術は後世に形だけでも残しといてほしいわ
ディスクシステムを触ったことないワイ、低みの見物
『これがファミリーコンピューターだ!! ディスクシステム編』
登場人物はそのままで前回「ファミリーコンピュータ編」の続編
今回はコン吉くんの母親も登場しディスクシステムについて学習してゆく
前回の解説が難しかったことを反省してか専門用語は少なめでわかりやすい
ただし次回予定「ネットワークシステム編」は未発表に終わっている
ところでこの冊子の作画を担当した野崎泰に関して
詳細な情報や近況を知っている人がいたら情報を求む
最近のゲームって紙の説明書ついてないんだよな
>>182
せやな・・・
もうみんな電子版やろ・・・
>>182
紙を絶対とは言いません、お互い利点が違うんでしょう
心情としては紙が好きですけどね
『デッドゾーン』1986年/サンソフト(DISK)
サンソフトのディスク参入第一弾で
音声合成でも話題になったコマンド選択式ADV
「良かったけどわりとキツい難易度」「アニメーションする」
「小高直樹サウンド」「おにぎり」など各々記憶のポイントがあり
ディスクシステムのADVのなかでは覚えている人も多いのではと思う
イラストレーターもりけんの描くマリーにヤラれてしまい
パツキンねーちゃんに目覚めたファミっ子は>>1だけではな……だけ?
イッチはファミコン以外のゲームの説明書も集めとるんか?
>>192
集めてる…となるとFCだけですね
紙類全般が好きです
『きね子』1986年/アイレム(DISK)
MSX2で発売されたソニー「キネティックコネクション」のFC移植作で
簡潔に言うと「ピースが動いているジグソーパズル」
全10ステージでそれぞれ16、24、48ピースの難易度が選べるが
ただでさえ動いているのに天地左右もバラバラで
ピースを回転させないと配置できない場合もあり難解さと斬新なシステムで
ディスクシステムの名作PZLとしてその筋では有名
書き換え専用の続編「きね子2」以降シリーズ化されなかったのは残念だが
SFCで発売されたアルトロン「オリビアのミステリー」など
本作にインスパイアされたと思われる類似作はいくつかリリースされている
>>203
桜ふぶきは最初にまとまった状態から散らばっていくところを見てないと激ムズ
>>206
ヨウチエン!
よくセガが未来に生きてるとか言われるけど任天堂もそれなりにぶっ飛んでるよね
ネットワーク通信をだいぶ前から構想してたりバーチャルボーイだしたりGCにこっそり3D回路入れてたり
>>204
ネットワークしかり3Dしかり
それがほぼ全て次ぎに生かされてるんですよね
昔は説明書見てるだけでワクワクした
世界地図付いてると最高にワクワクできた
>>207
地図はアガりましたね
ちょっとしたおまけ要素が嬉しい
『謎の壁 ブロックくずし』1986年/コナミ(DISK)
当時のAC「アルカノイド」ブームをコナミ流に解釈したブロック崩しゲーム
ひっそりと本家のFC移植版より発売が早かったりする
カラフルな色彩と多数のギミック、安定のコナミサウンドで人気を博し
当時のディスクシステムブームもあって
「アルカノイド」よりこちらを好んだ人も多いのでは?
『子猫物語』1986年/ポニー(DISK)
日本プロマージャン連盟九段にして「雀魔王戦」第1、2回連覇の経歴を持ち
プロ雀士、動物研究家、文筆家、国王などあらゆる肩書きを持つ
異能の傑物、畑正憲が監督・脚本を担当した同名映画のFC化
いわゆるキャラものACTであり難易度は骨太ながら
一部で「愛すべきバ○ゲー」とも言われるがバグが多いのはいただけない
ところでポニー(現ポニーキャニオン)といえばリリース数こそ多くないものの
「おにゃんこTOWN」や「スーパーピットフォール」といった
良くも悪くも記憶に残る作品を発売し、かと思えば「ZANAC」を筆頭に
「Law of the West 西部の掟」や「ルナーボール」など
名作や趣きある作品も発売したりと不思議な会社である(開発メーカーは省略)
>>220
かわE
これアクションゲームなんかw
>>222
ゲームのほうは見た目にだまされてはいけません
『ハイドライド・スペシャル』1986年/東芝EMI
T&Eソフトが1984年に開発、発売したPC版「ハイドライド」に
「ハイドライド2」の魔法要素を加えた移植作で
国産アクションRPGの最初期作品とも位置づけられている
PCからの移植作にありがちな「何をしてよいかわからない」
「英語が読めない」「ひたすら難解」といった声が多数だが
もとが名作なのでひとたび理解してしまえば充分「遊べる」作品であり
FC版は近年になって再評価の気運が高まっている
またタイトー「六三四の剣」で無敵になるために使用するという使い方もある
『バード・ウィーク』1986年/東芝EMI
タイトルの「バード・ウィーク=愛鳥週間」が示す通り
お腹を空かせたヒナを敵の鳥から守りエサをあげ育てるACTゲーム
一見するとほのぼのした作品だが、ではヒナを守るためとはいえ
邪魔をする鳥(ワシ、キツツキ、ハヤブサなど)を倒すのは
愛鳥週間の理念に反するのでは? という哲学的命題を孕んでいる
ちなみに当時>>1が友人に初めて借りた(そして失くした)カセットでもある
『ドラゴンボール 神龍の謎』1986年/バンダイ
まだドラゴンボール探しがメインだった時代+オリジナル設定を加えたACT
当時の連載通り冒険活劇プラスどこか牧歌的な雰囲気が漂っているが
いざゲームとして発売されたら大味な設定や理不尽な難しさが全体を覆う
特に本作はPOWと呼ばれる体力ゲージが自動減少するシステムなので
体力回復がキモである……あるのだが回復アイテムの出現は運要素が強く
それがクリアを拒む原因となっている(ある程度パターン構築は可能だが)
>>1も含め神龍の願いでギャルのパンティを一度は選んだキッズは多いと思う
ちなみに「週刊少年ジャンプ原作のFCカセット」の中で最も売れた作品だそうな
>>227
パンティで足が速くなるのか(困惑)
『ドラえもん』1986年/ハドソン
コロコロコミックで大人気連載中の同名マンガをゲーム化
エポック社「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」と区別するために
「白いほう」「白ドラ(えもん)」「ハドソン版」などと呼ばれる
大長編の「宇宙開拓史」「大魔境」「海底鬼岩城」をベースに全3ステージ構成
キャラゲー=イマイチと言われる事が多かった当時にあって
サウンド含め原作の持つ世界観を破綻なく再現し全体のクオリティは高く
ACT、STGなど各ステージ毎に違うシステムでプレイヤー飽きさせない
しかし全体の難易度は高めで敵の動きはランダム要素が強く激しい
特にラストの海底編はマップをキチンと把握して仲間とアイテムの回収を
効率良く行なわないとあっさりゲームオーバーとなってしまう
>>1は今でこそノーミスクリアも可能だが、もし記憶を抹消して
何も知らない状態からクリアしろと言われたらちょっと自信がない
ハイドライドスペシャルは持ってたは
よくこんなのノーヒントで解けたな
ハイドライドスペシャルは本当に何すりゃいいのかわからなかった
>>230
わかれば楽しいとは言いますが
それにしても……な作品も多かったですね
アスキー「コスモジェネシス」とか
>>239
コスモジェネシス持ってたのに忘れ去ってたなあ
あまりにも分からなくて覚えてるのがパルサーの光
すぐ書き換えちゃったけど
『アーガス』1986年/ジャレコ
FCタイトルを五十音順に並べたら必ず一番初めに来る作品で初出はAC
対地対空ショットを打ち分けるゼビウス式を採用している
各ステージのボス戦後、滑走路に着地するというモードがあるほか
奇数面と偶数面で対空ショットの性質が変わるというシステムを持つ
ファミコンで一番売れたのってドラクエ3だっけ?
>>234
「スーパーマリオブラザーズ」ですね
FCの説明書って無駄に分厚かったよなwww
下にちょこんとついてるコラムとか好きやったわ
デイスクだと少年探偵団とリンクしか覚えてないな
>>240
「おもいっきり探偵団覇悪怒組 魔天郎の挑戦状」かな?
>>242
そんなゲームあったのかw
ファミコン探偵倶楽部しか知らんかった
>>251
ファミコン探偵倶楽部!
普通は(?)そっちのほうが浮かびますよね
>>254
すまんそれだったわ
『ソンソン』1986年/カプコン
西遊記をテーマにした初期カプコンを代表する強制スクロールACTで初出はAC
FC版は劣化移植で有名なマイクロニクスが担当したにしてはマシである
(それでもガタつき、チラつきなどの処理落ちはあるが)
またPCEで「ソンソン2」という続編が発売されているが
こちらは同社のAC「ブラックドラゴン」のシステムをアレンジした移植であり
名称こそ「ソンソン2」だがキャラが共通している以外関連性はない
説明書のイラストが可愛らしく愛おしくてたまらない
(続く)
(続き)
本作も「ヴォルガード2」「ボンバーキング」「アストロロボササ」のように
ゲーム中のサウンドに公式の歌詞がついている
ちまたではFCのゲームサウンドを実際に演奏する団体があるそうだが
例えばそんな場所でこういった曲の合唱があったらきっと観に行くね
今探したらワギャンランドとタートルズマンハッタンプロジェクトが箱と説明書あったわ
これ売れるのかな
『スパイVSスパイ』1986年/ケムコ
米国の雑誌「MAD」に連載されていた漫画の登場キャラ、
ヘッケル(白)とジャッケル(黒)を操作し各部屋に隠された
設計図、パスポート、鍵、お金、カバンを回収し
トラップを仕掛けながら時には戦い相手より速く脱出する対戦ACT
「バルダーダッシュ」で有名な米国ファーストスターソフトウェアが
Atari STで開発した同名作品が初出でその後多くの機種に移植されている
対戦ではいかに効率良くトラップを仕掛けるかが重要だがそれ以上に
「警棒」「ナイフ」といった武器をいかに速く手に入れるかがキモ
本作は「いま対戦してもアツいFCゲーム」の筆頭に名を連ねるが
ゲーム性を損なわないためにも
「武器取得後に飛行場直前での待ち伏せ禁止」など
ある程度のローカルルールは必須である
『ファンタジーゾーン』1987年/サンソフト
言わずと知れたSEGAを代表する名作STGで初出はAC
FC版は基地の数やボス戦時の背景、ウィンクロンの台風の本数など
違いはあるが移植レベルは高くサンの高度な技術力と同作への愛を見せつけた
当時>>1はAC版をプレイしてその魅力に取り憑かれたクチで
FC版を発売日に購入したが「なんでSEGAのゲームがサンソフトから?」と
疑問に感じ調べた結果、発売と開発と移植は場合によって
それぞれ別会社が請け負うケースがあることを初めて知った作品でもある
ちなみにAC版の川口博史サウンドもまた魅惑的で
特に5面「HOT SNOW」は国内Ver.海外Ver.ともに大好きです
『デジタルデビル物語 女神転生』1987年/ナムコ
現在も形を変えながら続く「メガテン」シリーズの
記念すべき第一作で開発はアトラス
原作は西谷史の小説「デジタル・デビル・ストーリー」の「女神転生」からで
同じく日本テレネット発売の同名ACTがPCより発売されている(FC未発売)
本作はデザイナー上田和敏、サウンド増子司、プログラム岡田耕始という
錚々たる開発陣で、個性的なシステム満載の当時類を見ないRPGである
ただし難易度は極めて高くマッピングも必要なので
初見でもし今からプレイするなら相応の覚悟は必要である
…ってまたドリアードだよ……
フリゲだかでスパイvsスパイvsスパイvsスパイっていう四人対戦のやつあったな
>>261
すごいな……
意外と面白そう
『高橋名人のBugってハニー』1987年/ハドソン
当時飛ぶ鳥を落とす勢いのハドソンが高橋名人の名を冠し
TVアニメ「Bugってハニー」とのメディアミックスを展開した作品
ヒロインのハニーと高橋原人を操作するACTパートと
なぜかブロック崩しのパートがあり、これがクセもので
1面クリアまでに最低8回のブロック崩しをする必要があり
乱暴に言うならもの凄くかったるいand飽きるand苦痛である
ブロック崩し自体は面白いしACTパートもハドソンらしくソツがないのだが
この一点だけが本作の評価を著しく下げている原因である
もともとACTパートとブロック崩しは別々に発売する予定だったらしいが……
『ミネルバトンサーガ ラゴンの復活』1987年/タイトー
小説家、羅門祐人が故森田和郎と共に設立したランダムハウスと
子会社のアーテックが開発を担当したバッテリーバックアップ搭載RPG
神々の世界を舞台とした王道感動ファンタジーと秀逸なシステム群、
ASTURIAS大山曜サウンド、そして「ようへいシステム」を用いたバトルなど
同時期のFCで発売されたRPGの陰に隠れていたが決して引けは取らず
FC発売のRPGナンバー1に挙げる人が多いことでも有名であり
シナリオ、システム共に骨の髄までしゃぶる価値は充分ある
「ソーサリアン」などで有名な米田仁士のイラストが雰囲気を盛り上げている
(続く)
(続き)
同梱されている「南オフェーリア」のマップ
続編「シルヴァ・サーガ」シリーズや「ガデュリン」シリーズでは
それぞれ世界観を共有していて小説やOVAも活発に展開されていて
知名度はさておき原作者、ファン双方からとても愛された作品と言えるだろう
『ベストプレープロ野球』1988年/アスキー
当時の野球ゲームといえば選手を動かすACT主体であったが
本作は監督となって球団を組織、指揮する野球SLGである
開発は「ダービースタリオン」の薗部博之で初出はPC
NPBを再現するもよし、野球の神となり架空のリーグを創るもよしと
「監督交代、オレ」を熱望していたファンに歓喜をもって迎えられた
もし作家の色川武大(阿佐田哲也)の若かりし頃にこのゲームがあったら
きっと氏は寝食を忘れ一日中プレイしていたことだろう
『三国志 中原の覇者』1988年/ナムコ
この作品発売当時の>>1の周囲は横山光輝の漫画「三国志」がクラスで流行し
さらに貪欲な友人は吉川英治や本宮ひろ志を読むなど「三国志ブーム」であった
本作はFC版の光栄「三国志」より三ヶ月早い発売で
SLGファンというよりは三国志ファンが好んでプレイしていて
一騎討ちに関する熱い話をよく聞いた思い出がある
ナムコ発売(開発はトーセ)のSLGらしく光栄SLGとはまた違う面白さがある
ほかカプコン「天地を喰らう」シリーズといいFCは三国志と相性が良いね
『小公子セディ』1988年/フジテレビ
追いかけてくる家庭教師に捕まらないよう逃げまくるACT……ではなく
お城から追い出された母親を捜す「ファミコンドラマ」を自称するADV
原作の面影は微塵もなく残念ながら現在では○ソゲーとの厳しい評価が通説だが
説明書は新聞の体裁を模したもので非常に凝った作りになっている
もう少し原作(アニメ)に敬意というか愛情をもって制作してもらえたら……
ちなみに>>1は世界名作劇場だったら「小公女セーラ」が一番好きです
ただしゲーム化はこれっぽっちも希望しませんが
懐かしいなー
『コナミ ワイワイワールド』1988年/コナミ
それまでコナミ他作品で隠れキャラとして登場していたコナミマン(太郎)と
初登場のコナミレディを操作して捕われた当時のコナミ主要キャラを
救出、仲間にしラスボス「大魔王ワルダー」を打倒するコナミ正統派ACT
この時代「コナミにハズレなし」といわれるほどコナミ人気は高く
オールスター登場のお祭り気分とゲーム自体の高い完成度も相まって
コナミを代表するFC作品となっている
またマキシマム ザ ホルモンの楽曲
「アンビリーバボー! ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~ 」は
そのものズバリ本作をテーマにしたものである
ちなみに>>1の一番好きなステージはラスト前のSTGパート、
一番好きな音楽はシャッター前のシーンです
『ホワイトライオン伝説 ピラミッドの彼方に』1989年/ケムコ
1988年に公開された日米合作の同名映画をゲーム化したRPG
主人公は人間の女のコで両親を探すため冒険するというストーリー
各パラメーターの表記が独特(きぼう→LV、ゆうき→HP、ゆめ→MP)で、
経験値の概念がなかったり防具がなかったりと当時の一般的なRPGとは
一線を画すが難易度は良心的でグラフィックのレベルは高い
原作が映画とはいえ「ありきたりなRPGなんぞ作らん!」といった
ケムコのブレない気概はいつみても清々しい
今思えばどちらかというと女のコ向けなのかな
『星霊狩り』1989年/ハドソン
ACTやSTG、高い移植技術で有名なハドソンは出自がPCソフトメーカーゆえか
ハドソンADV三部作と呼ばれる「デゼニランド」「デゼニワールド」
「サラダの国のトマト姫」などADVでも名作をリリースした実績を持っている
本作は原作に中島渉、原画に神崎将臣を迎え「ノベル・ウェア・AVG」という
新しいタイプのADVと謳ってはいるが既存のADVとの明確な差は特に感じない
ユーザインターフェースは当時のADVにおけるごく一般的な表現で
特に「ファミコン探偵倶楽部」シリーズに近い印象を受ける
この時期はPCエンジンの勢いがグンと高まってきたこともあり
1989年のハドソンFCリリースは本作のみである点は留意しておきたい
『スウィートホーム』1989年/カプコン
ズバリ言うと「迫り来る恐怖」
故伊丹十三監督の同名映画をRPGに仕立てゲーム化した作品だが
映画とゲームの設定部分でいくつか相違点があることはまず覚えておきたい
登場人物におのおの特技がある、回復アイテムに制限がある、一度死んだら
生き返らないなど当時の定型RPGとはひと味違うシステムを盛り込み
のちの同カプコン「バイオハザード」と共通点が多いことでも有名
映画のソフト化に際して権利関係で揉めた過去を持つためか
高い人気や知名度に反して他機種への移植やVC化は成されておらず
プレイには実機が必要だがその価値はあると断言できる
カプコンは「マルサの女」のFC化といい
開発陣に伊丹映画のファンでもいたのだろうか
『究極の世紀末ロープレ TAO 道』1989年/バップ
バップといえば奇作「元祖西遊記スーパーモンキー大冒険」で有名だが
それに負けず劣らず本作もあらゆる点で異彩を放つ
百歩譲ってある程度の雑なシステムには目をつぶるとしても
特定の宗教の教義や奇天烈なオカルト思想を
ふんだんに盛り込むといったキレキレの内容であるが
シナリオ(教義)部分は真面目に作られているのでバ○ゲーとも言い切れないし
ク○ゲーとも評価しきれない極めて特殊な作品である
『アイドル八犬伝』1989年/トーワチキ
発売トーワチキ、開発ナツメというBI砲も裸足で逃げ出す
夢のタッグが生んだFCでも不条理系に類するコマンド選択式ADV
ややボリューム不足は否めないがシステムは同ナツメ「東方見文録」を
(功罪あるが)下敷きとしており画面越しにも丁寧に作られたことがわかる
このゲームもまた発売当時と現在で評価が一変した作品であり
近年では本来のゲーム性を超えて多くのファンを得ている
もし本作のノリと少々の下ネタを受容できる懐の深さがあれば
FCの類似ADVとしてここはビクター音楽産業「かぐや姫伝説」を推したい
こちらの開発はあのマイクロニクスだが立派に面目を躍如している
『ドクターマリオ』1990年/任天堂
任天堂PZLゲームのなかでも高い人気を誇る作品のひとつであり
ヒゲのアイツが今作では医者となって登場
現在でもさまざまな機種に移植され内容も進化しているが
人によっては同時発売したGB版のほうが馴染みがあるかもしれない
当時ファミっ子を持つ親世代がよくプレイしたゲームのひとつだと思う
桜玉吉「しあわせのかたち」に連載された『Dr.オリマ』はファン必読
『二チブツマージャン3 MAHJONG Gメン』1990年/日本物産
日本物産はナムコ「ファミリーマージャン」「ファミリーマージャン2」の
開発を担当し、第三作目の本作は発売も自社で行なうようになったが
このイラストだけをみて麻雀ゲームと思う人はそういないだろう
ゲームモードは通常の二人打ち麻雀と麻雀牌を使ったパズルゲーム、
表題の「麻雀Gメン」が活躍するADVモードの全三種類で構成
日本物産といえばACの脱衣麻雀で有名だが
いかんせんFCではその真価を十二分に発揮できなかったのは致し方なし
『ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ』1990年/SNK
SNKが対戦格闘でブレイクする直前の時期に発売したFCオリジナル作品
いわゆる「ゼルダの伝説」方式のアクションRPGで
なかでもフォースシステムと呼ばれる溜め攻撃が爽快でクセになる
シナリオ、サウンド、グラフィックもしっかり作り込まれており
難易度も良心的なので同ジャンルのファンでまだ未プレイの方にオススメ
もし街の中古ショップ等で1000円前後だったら迷わず「買い」でしょう
『たいむゾーン』1991年/シグマ商事
内容的にはと「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」と「ワギャンランド」を
足して2で割ったようなACTゲームで佐藤元デザインのキャラが特にキュート
難易度は控えめでサクサク進むのでかつてファミっ子だった人が
リフレッシュも兼ねて久しぶりにプレイするにはちょうどいい作品
『ドリームマスター』1992年/ナムコ
開発は「貝獣物語」「じゅうべえくえすと」に続くバースデイで
FCにおける「バースデイRPG三部作」の第三弾にして最後
ある王国の美しい姫君が悪者の手により夢の中へ閉じ込められてしまう
そしてこの世界で「ドリームマスター」と呼ばれる職業の少年が
姫君を救出せんと夢の中へ入り……というストーリーである
ジャンルは強いて言うならアドベンチャーRPGで
文字通り夢と冒険と愛に溢れた優しい気持ちになれる作品
前二作からさらに洗練されたグラフィックやサウンドも申し分ない
本作をプレイした方ならわかっていただけると思うが、特定のゲームに偏らず
こういった意欲的なFCオリジナル作品がもっと評価されるといいな
『ジャストブリード』1992年/エニックス
FCで続編orリメイクorVC希望のトップと思われるシュミレーションRPG
プログラム故森田和郎(ランダムハウス)、シナリオ佐藤克之(カーツ佐藤)、
キャラクターデザイン高田裕三、音楽田中公平というタレントを配して
制作陣のこだわりや良質なアイデアが高度なレベルで結晶化した名作
まずは四の五の言わずにプレイしてほしいのだがこちらも実機が必要……
>>1
この前「箱」だけあげてた人か?
>>288
(・∀・)
といったわけで最後です
『ジョイメカファイト』1993年/任天堂
かつて任天堂と電通が行っていた「任天堂・電通ゲームセミナー」で
当時の受講生が製作した作品を元にしたコマンド入力式対戦格闘ゲーム
長らく権利関係が不明だったのだが2007年になって
開発メンバーの一人の元から権利書類が発見され
めでたくVC化がなされたというちょっと変わった経緯を持つ
本作の発売がSFC「ストリートファイター2」の1年後という事実は注目に値し
「FCでも対戦格闘がやりたい!」という声にしっかり応えている
FC末期の作品だけあって限界まで引き出され性能は目を見張り
20年以上前の対戦格闘とは思えない完成度はさすが任天堂と言わざるを得ない
デジタルデビル物語女神転生は面白かったなあ
何を合成してもドリアードになっちゃったり
といったわけで以上です
足掛け二年にわたって断続的にスレを立ててきましたが
まだまだファミコンは知っているようで知らない事がたくさんあります
これを機に「プレイする」「懐かしむ」だけではなく
今後は「学ぶ」という視点からも注目されれば嬉しいな
>>295
乙
おっさんのスレは結構好きだわ
また立ててくれ
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コメント
2.気になる名無しさん2015年11月03日 17:24 ▽このコメントに返信
説明書ガチ勢
3.気になる名無しさん2015年11月03日 17:29 ▽このコメントに返信
ナムコのカセット裏の解説も面白かった
4.気になる名無しさん2015年11月03日 17:33 ▽このコメントに返信
つい昨日大掃除で初代がんばれゴエモン からくり道中の説明書出てきたけどカビだらけだったから捨てちゃった
5.気になる名無しさん2015年11月03日 17:45 ▽このコメントに返信
FC時代の説明書は単色や2色刷り多くてあまり好きじゃないかなぁ
6.気になる名無しさん2015年11月03日 17:51 ▽このコメントに返信
コーーの説明書は読んでもわからんかった
7.気になる名無しさん2015年11月03日 18:09 ▽このコメントに返信
よく飽きもせずミネルバトンサーガの地図を眺めては想像を膨らめてたわ
※1ただの懐古だがそれはとても大切な時間だったと思うぞ
8.気になる名無しさん2015年11月03日 18:18 ▽このコメントに返信
やはり説明書はそれだけでわくわくする
9.気になる名無しさん2015年11月03日 18:21 ▽このコメントに返信
取説の電子化は別にいいんだけど最近はどこのメーカーも画一的でつまらない
電子化したからこそできるお遊び要素とかあると思うんだけど
10.気になる名無しさん2015年11月03日 18:44 ▽このコメントに返信
任天堂の解説マンガ持ってたわ。懐かしいな。
11.気になる名無しさん2015年11月03日 18:48 ▽このコメントに返信
Wiz1とドラクエ1と2の説明書は何度も擦り切れるほど読んだわぁー
12.気になる名無しさん2015年11月03日 18:49 ▽このコメントに返信
※9
桝田省治とかなら何かやってくれんかなあ?
13.気になる名無しさん2015年11月03日 18:58 ▽このコメントに返信
2年間もなにやってんだこいつ…
だがそれがいい
14.気になる名無しさん2015年11月03日 19:43 ▽このコメントに返信
ドラクエかFFどれかあったら嬉しかった
15.気になる名無しさん2015年11月03日 20:09 ▽このコメントに返信
23の漫画懐かし過ぎるwここで見なきゃ一生思い出さなかったかも。何でかこれ大好きだったわ。
ジョイメカファイトもスーファミばっかやってる奴らをしり目に滅茶苦茶やったな。
1.気になる名無しさん2015年11月03日 17:24 ▽このコメントに返信
本体も持ってないのにカセットだけ先買って
寝る前ずーーーっと説明書読んでた
みじめ