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 旭化成建材の杭工事で、横浜市で傾いたマンションの現場責任者が各地でデータ偽装をした19件のうち、三重県内の1件は神戸製鋼大安(だいあん)工場(いなべ市)だったことが3日、わかった。神戸製鋼によると、元請けのゼネコンから2日に連絡があり、杭15本のうち2本でデータ流用とみられる形跡が確認されたが「深刻な問題はない」と説明があったという。神戸製鋼は元請けに再調査を求めた。

 問題があったのは、自動車部品を製造する大安工場で2006年に増設した平屋部分で、梱包(こんぽう)・出荷作業に使用している。