WaTが10周年で、V6が20周年で、2年ぶりにNEWSが全国ツアーをして、2年ぶりにV6が全国ツアーをして、5年ぶりにWaTが単独ライブをして、小山さんが舞台をして、徹平も瑛士もミュージカルがあって、それが全部今年の出来事だっていうんだから、もう多忙も多忙ですよ。
私のオタク活動3本柱がこんなにも活発なのは2015年が最初で最後だろうって言いたいほどクソ充実した1年なんですよ。
先週末は、V6代々木のチケットは取れなかったけど、ウエンツミュージカル東京楽のチケットは取れたので、軽率に東京遠征キメて、瑛ちゃんのミュージカル好きすぎかよォォォォと号泣して帰って来たところでした。
ミュージカルの幕間でTwitter確認してV6の20周年を思ってさらに泣いたぐらい多忙極めすぎな2015年11月。
そんなときにリアルの恋愛なんてしてる暇なかったんですけど、加速し続けるオタク欲が怖くて怖くて、「この生活を続けていったら、あとには何が残るんだろう」という漠然とした虚無感を感じたとき、彼氏が欲しくなりました。
それが今年の頭あたりの話で、オタク活動と並行して活発に合コンに行ったのが今年の上半期。
で、ここからは知ってる人は知ってる話だけど(気になる人はこれと同じカテゴリーの過去記事見てくれ)今年、NEWSツアー真っ只中に、合コンでいい出会いがあって、恋をして、お付き合いをした。
そして、NEWSツアー最終公演(東京ドーム)と同じ日に彼に旅行に誘われました。オーラスを蹴ってでも私は彼とデートがしたくて、結局オーラスのチケットは別の人に譲ったんですよ。
あーー!恋してる!!!!って思いました。ジャニヲタが楽しすぎて恋愛なんてしようと思わなかった私が、3年ぶりに、やっと、まわりの友達と同じような人生の楽しみ方してる!!って。
で、その旅行デートの数日後に別れ話を切り出された。(付き合った期間、3週間)
それがちょうど、V6ツアー当落が出たタイミングで、マジで別れ話どころじゃなかったんですけど。
結局、お別れをして、別れた瞬間、真っ先に思ったことはひとつだけで、
私のNEWSコンオーラス返せよ、っていう。
そのときはさすがに、3年ぶりにできた彼氏と別れて真っ先に思ったことがそれって、自分たぶん今後一生彼氏できねぇんじゃねぇかって思ったけど。
余談だけど、オーラスを蹴ってまで行った旅行、彼、寝坊しやがって。
5時間遅刻されたんですよ。ありえる??付き合って初めての旅行で5時間遅刻。私、大阪で2時間、1人で待ちぼうけ。
マジ、その時もちょっと「私のNEWSコン返せ」って思ってたけど。なんなら1人で彼を待ってる間、新大阪から東京までの新幹線の時間調べたけど。
そのとき、ほとほと、やっぱりジャニヲタにとって彼氏は邪魔なんだ!って思いました。クズ。
オタク現場で、私はよく恋をします。
TOKIOのライブで太一くんに恋をして、SMAPのコンサートで吾郎さんに恋をして、KAT-TUNのコンサートで田口くんに恋をして、WaTのライブでウエンツくんに恋をした1年間でした。
そのとき生まれた「好き」って感情は、ちょっと語弊はあるけど、言っちゃえばもうほとんど恋愛感情と一緒だと思う。ドキドキして、1人のひとしか見れなくなる。好きです、って言いたくなる。
リアルの恋愛の「好き」と、オタク現場の「好き」。感情はほとんど一緒だけど、決定的に違うのは、リアルの恋愛は「一方通行じゃない」ってことで、オタク現場は「一方通行である」ってことかなって勝手に思ってます。
私、この「一方通行じゃないリアルの恋愛の好き」が、すげぇ苦手なんですよ。たぶん。苦手っていうか、下手なのかな。
こっちが好きになって、相手にそれを拒絶されることって、オタクやってたらまず無いことじゃないですか。ふられる、とかいう概念、オタクにないじゃないですか。
だから、あの日、あのV6ツアー当落発表の日、彼に「別れたい」って言われたとき、マジむかねぇ!!!!!私に恋愛むかねぇ!!!!!!って思いました。
相手に嫌われたくないって思うと、どうしたらいいかわからなくなる。私はまだ好きなのに相手に拒絶される。相手の感情がわからなくて混乱する。全部、リアルの恋愛にしかないことで、それがどうにも苦手だ、って思ったんですよ。
好きだから、彼に会いたいと思う。会いに行ったら彼はいつだって変わらずそこにいて、笑顔で私を迎えてくれる。「また来てね」って手を振ってくれる。どれだけ「好き」を発信しても拒絶されない世界って、オタク現場にしかなかったんだなって思った。そんな世界に3年も浸かってたら、そりゃあリアルの恋愛なんて上手くいかねぇよ、って。
で、サックリ別れて、わりとすぐ立ち直ったんですけど、やっぱりしばらくはちょっと寂しいって思ったり思わなかったりしました。リアルにはない充実したときめきの世界がオタク現場にはあるけど、オタク現場にはないあたたかい思い出がリアルにあったのも確かで。
うっわ、さみしい!さみしいーー!!って思っていたとき、今の彼に出会いました。路上で。
私は女友達と2人で飲んでいて、飲み終わってちょうどお店を出たときに、彼と、彼の友人の男性がそこにいて、「おねぇさん、今から何するの?もうちょっと俺らと飲んでいかない?」っていう、あの、いわゆる、ナンパです。もう、あの、ナンパでした。
こんな女に声をかける物好きな人もいるんだな、って思いながら、へっへへへ、ナンパされちゃったー、とかクソみたいなことも思いながら、でもやっぱりちょっとこわかったんで、やんわり避けたんですけど。でもなんだか無下にもできなくて、少し話しながら歩いているうちに、ちょっとだけ一緒に飲みたいなって思っちゃって。
私の友達、「ええぇええええ!?(飲むの!?)」みたいな顔してたけど、ほぼ私が強行突破して、その男性2人とそのまま居酒屋に行ったんですよ。もう、ほんと、酒の勢いと別れた直後のさみしさのせいにしてますけど。良い子は真似しないでください。
男性2人は26歳と29歳の人で、26歳の人は県外から遊びに来てるって言ってて、29歳の人は私の家の近くの美容室でスタイリストをしているって人でした。
なんかもう、うさんくさいじゃないですか。その時点で胡散臭さMAXじゃないですか。29歳美容師って。そのナンパの1ヶ月後には彼氏になっちゃうんだけどな。マジとんだ人生だな。
初めて会ったその日、私も彼もだいぶ酔ってたんですけど、なんだか彼がやけに私を気に入ってくれたんですよ。彼がトイレに立ったタイミングで、彼の友人(26歳の方)が私に「あの人がこんなふうになるのめずらしい」って耳打ちしてくれたぐらいには。
その日はただ楽しく飲んで、LINEを交換して、別れました。
そして翌日、連絡がきた。
まぁーーーー、チャラさがにじみでたLINEでした。文面から漂うパリピ感。だいたい全部の文末に「w」ついてたし、頻繁にハイテンションな顔文字ついてるし。
29歳、美容師、チャラい、の3拍子。ダメすぎる。
適当に返信して、飽きたらブロックしよ、と思ったら気が楽になったので(クズ)、そんな感じでしばらく連絡を取り合っていたんですけど、ナンパから数日後、街で再会したんですよ。
とんだ偶然でした。お互い、「!?!?」って顔をした。ちょっと外に出れば知り合いに会う県・香川県。
その日はまた私が酔ってたっていうのもあるんですけど(連日飲み歩いた失恋野郎)、彼に家まで送ってもらいました。そのときから徐々に、1回のナンパだけで済まなくなってきた気配がじわじわある。
それからまた連絡を取り続けて、数日後、「今なにしてるの?」と聞かれたので「街で飲んでます」って返したら、「おれも街いるよ!」って返ってきて。で、また会う、っていう。「よく飲んでんね(笑)」「いやお互い様じゃないですか(笑)」っていう。
そんなこんなで、連絡切れなくなったんですよ。
だいぶ年上だし、だいぶ年上のくせにチャラいし、何もかも合わない相手だと思うのに、一緒にいると気を遣わなくて、なんせ楽で、なんせ居心地がよくて。まさにオタク現場にない、リアルの良さがそこにあって。
切れないけど、付き合う相手でもないけど、切れない、みたいな。
で、最初のナンパのときに一緒だった女友達に「実はあのときの人とまだ連絡とったり会ったりしてる…」と相談してみました。秒で「やめとけ」って言われました。
「で、ですよねーーーー」と思い、彼に「もう会うのやめよう」という話をしたら、「中途半端がダメなら付き合おう」という展開になりました。ひぃぃぃぃいいいいいい、モテ期!!!!と思いました。(クズ)
でもやっぱり付き合う相手ではないと思ったのでそれを断って、それでも連絡を切れなかったので、私実は彼のこと好きなのでは…?と思い、今に至ります。
とんだピュア…。(自分で言う)自分が彼を好きだったことに気づくまでにだいぶ時間がかかったピュア…。付き合った後に彼に「わりと最初からおれのこと好きだったよね(笑)」と指摘され、!?となったところまでセットでピュア…。
こんな話を友人にすると、軒並み全員に「また始まったwwww三太のダメ男好き歴史に新たな1ページがwwww」とか言われるんですけど、まぁ、それはわかる…って思います。(彼の立場無い)
いやでも結局楽しくお付き合いできてるんですよ!今のところ!なんだかんだ気づいたら前回の3週間より全然長いの!まぁ、あの、前回は前回でひどかっただけなんだけどな。(自虐)
今の彼は、アニメゲームオタクで、好きなアーティストのライブに行く楽しさもよく知っている人で、私のオタク活動に関してほとんど口を挟まないのでその点はすげー楽です。やっぱりオタクが付き合うのはオタク感性持ってる人が一番だよ!うん!
ジャニヲタだから、譲れない部分(コンサート最終公演はチケット取れたら死んでも行きたいとか)は絶対あるんですけど、それすらも揺らいだとき、本当に恋をしているってことなんだと思いました。
そしてその恋が終わったとき、その揺らいだ部分を死ぬほど後悔するのがオタクだなとも思います。
彼氏ができて、オタク現場にはない「好き」の楽しさを久しぶりにいっぱい感じている。相手から反応が返ってくるから、もっともっと好きになる。
なんだかんだ言いながらも、3週間で別れた元カレにキレながらも、結局またすぐにリアルを求めたあたり、私はそんなリアルが、やっぱりしたかったんだなって思う。苦手でも、むいてなくても、したかったんだと思う。
でも、リアルにはないときめきと、「現場で恋をする」というあの激情にどうしても溺れたいから、オタクもやめない。オタクはやめない。たぶん死ぬまでやめない。
どっちかしか選べない、って言われたら、私はたぶん悩むふりをしながらも、ジャニヲタを選ぶんだろうなって思う。それはひどい彼女なんだろうか。いや私なら嫌だけど。私ならこんなオタクと付き合うなんて絶対嫌だけどよ。
オーラスは譲れても、「ジャニヲタであること」は絶対譲れない。
だって結局、一番楽しいのって、ジャニヲタだよ。