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中国での社会保険料二重払い解消へ協議再開11月3日 7時57分
政府は、中国に進出した日本企業に課されている社会保険料の二重払いを解消するため、社会保障協定の締結に向けた中国側との協議を、3日から3年半ぶりに再開することになりました。
政府は、中国に進出した日本企業が、現地でも年金や医療保険などの保険料を支払わなければならない、「二重払い」の状態を解消するため、4年前に中国政府と社会保障協定の締結に向けた協議を始めましたが、日中関係が冷え込んだ影響でおよそ半年で中断しました。
しかし、1日、安倍総理大臣と李克強首相の首脳会談が行われるなど、日中関係に改善の流れが出てきたことを受けて、3日からおよそ3年半ぶりに2国間の協議が再開することになりました。
協議には、日本の外務省と厚生労働省、それに、中国の人力資源社会保障省の担当者が出席し、中国では、事実上、掛け捨てとなっている社会保険料のうち、どの分野の保険料を免除するかや、保険料が免除される中国での滞在期間の年数などを巡って、意見が交わされるものとみられます。
外務省関係者は、「中国側も国内経済が減速傾向にあることから、協定の締結に前向きだ」と話していて、政府としては企業の進出を後押しするためにも交渉を着実に進めたい考えです。
しかし、1日、安倍総理大臣と李克強首相の首脳会談が行われるなど、日中関係に改善の流れが出てきたことを受けて、3日からおよそ3年半ぶりに2国間の協議が再開することになりました。
協議には、日本の外務省と厚生労働省、それに、中国の人力資源社会保障省の担当者が出席し、中国では、事実上、掛け捨てとなっている社会保険料のうち、どの分野の保険料を免除するかや、保険料が免除される中国での滞在期間の年数などを巡って、意見が交わされるものとみられます。
外務省関係者は、「中国側も国内経済が減速傾向にあることから、協定の締結に前向きだ」と話していて、政府としては企業の進出を後押しするためにも交渉を着実に進めたい考えです。