ネット配信向け桐谷美玲主演ドラマ「アンダーウェア」が地上波で“逆輸入”放送
2015年11月2日15時4分 スポーツ報知
フジテレビが、ネット配信サービス「Netflix」のために制作した桐谷美玲(25)主演のドラマ「アンダーウェア」を、13日から4週連続で地上波放送することになった。「Net―」用に制作されたドラマが地上波に“逆輸入”されるのは初めてとなる。
「アンダーウェア」は、桐谷演じるファッションに全く興味なかった田舎娘が、銀座の高級ランジェリーメーカーに就職。価値観の異なる世界に戸惑いや失敗を繰り返しつつも、大地真央(59)演じる上司らに助けられながら成長する様子や、下着と同じように「女性の内に秘めた本音と思い」を描く。9月から「Net―」で配信が始まっていたが、13日の最終13話の公開にあわせ、地上波向けに延べ約13時間分を計8時間半に再編集。配信では使用されなかったシーンや別カットなど、一部でオリジナル映像も使用されるという。
「Net―」は世界50か国以上で6500万人の会員を持つ世界最大の動画配信サービスで、日本にも9月に本格上陸。フジテレビは放映後のドラマを提供する一方で、オリジナル番組も制作。恋愛ドキュメント「テラスハウス」新シリーズなど、オリジナルが地上波に“逆輸入”するケースも出始めている。「アンダー―」は、世界に配信することを意識して海外ドラマを研究。小物など細かいところにもこだわりを見せつつ、日本のドラマの良い所と融合。ネット視聴者からは「海外ドラマっぽい作り」「桐谷の大地のコンビが良い」「面白いお仕事ドラマ。いろいろな人に見てもらいたい」と、地上波での放送を求む声もあがっていた。
放送は「金曜プレミアム」(後9時)で、13日から4週連続で放送。ネット版も今後、世界50か国で配信される予定という。