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いつまでも夢見る少年でいたい

イラスト、小説、アニメを中心に気になったもの・ことについて書いています。

【おそ松さん5話感想】まさかギャグアニメに感動させられるなんて…あとカラ松の扱い方ッ!!

2015秋アニメ 2015秋アニメ-おそ松さん

今回はカラ松と猫の話のダブルパンチでうるっときました。

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しかし、二つの内容のベクトルは正反対と言ってもいいんですけどね。

カラ松の話は色々と悲しいんですけど、猫の話は感動系でした。あと、動物でこういうのやられると全然ダメ(涙腺にくるという意味で)です。

「人の心が読めたらいいのに」と思う場面もありますが、読めてしまうと不都合なことの方がたくさんあるかもしれません。

あとデカパンが意外と凄いおっさんだと知って驚愕してます(笑)

 

6つ子またやらかす

6つ子は毎度のごとく、チビ太のおでん屋で飲んだくれていました。

そして、一緒に眠り込んでいたちび太を前にして、珍しいことにお勘定を払って帰ろうとする6つ子。

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そうそう、毎度こうやってちゃんと支払って帰ってたら、チビ太だって怒りません。

まぁでもこれまで「おそ松さん」を見て来た人なら嫌な予感はします。

よく聞くと、全員の掌から鳴る音がおかしいんですよね。

初っ端のおそ松からして、明らかに小銭の音がしていて、左にいくほど金ですらなくなっているという。

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おそ松の支払い額、6円。

カラ松の支払額、2円。

チョロ松の支払い額、8円。

一松の支払い額、手形のため計測不能(というか、この猫の手形はなんだ?)。

十四松の支払額、どんぐりのため計測不能(動物の恩返し的なやつかな?)。

トド松の支払い額、キャップのため計測不能(逆によくビンのキャップなんてもってたね)。

 

松野家周辺では貨幣が流通していないのかもしれません。

というか、さすがにひどすぎぃ!!

こうも少ないとチョロ松の金額を見て、「さすがチョロ松。やっぱり兄弟の中で一番払ってるじゃん」って思ってしまいましたよ。

もう絶対最初から払う気なかったでしょ、この6つ子。

そして、これに気づいたチビ太は6つ子を追いかけますが、捕えることはできず。

 

しかし、ここからチビ太怒りの復讐が始まります。

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その標的となったのは6つ子一の伊達男?、カラ松。

チビ太はこのカラ松を誘拐し、その身代金をもってこれまでのツケを全額を支払わせようとします。

考え直してくれ、チビ太!!(即答)

 

カラ松が死んじゃうとかそういう心配の前に、カラ松含めた6つ子の金銭感覚を見ただろう?

こんなことをしても誰も幸せにならないから……

むしろ、これまでの兄弟の中でのカラ松の扱いから推測すると、ひどいことにしかならないからッ!! 思い直してくれ、チビ太!!

 

 

カラ松にいくら払うかってお話

しかし、無情にも物語は進んでいき、松野家に一本の電話が入ります。このとき朝の10時。

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それを寝ぼけまなこで取りに出てきたおそ松。

居酒屋ではツケで飲み食いするわ、朝の10時になっても起きていないわ…ただのクズじゃないか!!

 

で、そんなおそ松はチビ太からの電話にでるも適当な返事をして切ってしまいます。

うん、知ってた。おそ松ならそんな感じになるのわかってた。

あと、おそ松は「まだもうちょい寝よ」じゃなく、さっさと起きなさい。

 

その後、チビ太はもう一度電話をかけます。

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これを十四松選手、華麗なジャンピングキャッチで対応ッ!!

なお、勢い余って玄関の扉をぶち壊した模様。

もう松野家が怖いよ。電話一本でこんな事態が起こってしまう松野家が怖い。

 

そして、起きて来たチョロ松にチビ太の言葉を伝える十四松。

「なんか、カラ松兄さんが妖怪にされちゃった」

「カラ松兄さん、海で浣腸されて死ぬって」

もう十四松に電話とらせちゃダメー!!

 

その後、チョロ松に交代してようやく事態を把握します。

カラ松の誘拐。その事実に慌てふためくチョロ松は兄弟に相談にしますが、

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兄弟の反応は薄く、一松にいたっては喜びの舞を披露(笑)

 

そして、身代金が100万円と聞いて即座に「高い」と突っぱねる兄弟。

いや身代金が100万円で済むなら、むしろ安くないか?

まぁ仮にそれを支払ってカラ松が無事戻って来たとしても、100万円の男という事実がカラ松を傷つけそうな気もしますが(自分ではもっと高額な男と思ってそうだし)。

 

それでも一応次男の危機ということで、誰が金を支払うかという話になります。

おそ松は一松に金を貸してたから、それで払って

一松は十四松に金を貸してるから、それで払って

十四松はトド松に金を貸してるか(ry

で、そのトド松はというと、カラ松に貸していると。

 

おそ松の出した結論:カラ松の身代金はカラ松が支払えばそれでチャラにする。

 

当然、それを聞いていたチョロ松からツッコミが入って、この案は却下。

では、カラ松の身代金をどうするか、と話はまた最初に戻るわけですが、そこに母親が梨を持って登場します。

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その瞬間、彼らの脳内では「梨>カラ松」となってしまいます。

 

 

梨に負けた男

チビ太は電話越しに、梨でワイワイしている兄弟を知って、カラ松の誘拐を急きょ中止。

そして、傷心しているカラ松を連れて居酒屋へ。

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なにこれ、すっごい気まずい。

チビ太もこの空気は耐えられないようで、必死にフォローを行いますが、一言もしゃべらないカラ松。というか、しゃべれないでしょうね。

 

そして、何もしゃべらないカラ松に対して、やけくそになったチビ太は「家族が興味示さないなんて予想できない」と、つい口を滑らせてしまいます。

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それがきっかけとなり、カラ松男泣き。これは泣いていい…存分に泣いていい。むしろ、キャバクラでも連れて行ってあげて、お姉さんに慰めてもらってもいいレベル。

そんなカラ松を必死にフォローしようとするチビ太。

「まじ、なんかすまねぇ」しか謝罪の言葉が出てこないのも凄いわかってしまいます(笑)

確かに家で出てくる梨は美味しいけども!!

それでもカラ松がそれに負けるなんて……そんなカラ松ですが、当ブログではこれからもカラ松の応援を続けていきます。

いつか梨に勝てるまで!!

 

その後、チビ太はまたもやリベンジに燃えます。今度は「カラ松がいなくなったら、どれだけ寂しくなるか」を思い知らせるために。

チビ太、頼むから……頼むから松野家はそっとしておいてくれ!!

 

その結果は、もう悲しすぎるので画像だけ置いておきます。

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(※ボコボコになっているのは兄弟の仕業です) 

 

 

デカパンの意外性

ただの汚いおっさんだとばかり思っていたデカパンですが、

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なんか凄い研究所構えていて、ダヨーン(メイド服にはツッコまないぞ!)を雇っていました。もしかして、デカパンって天才なの?

 

で、ここに十四松と一松がやって来た理由は「猫と話せるようになれないか」ということを相談するためでした。

と言っても、一松は十四松の思いつきに強引に付き合わされてしまったという感じです。まぁ、十四松も「兄である一松が猫と話せるようになったら嬉しいんじゃないか」という善意から、こういう行動に出たようです。

兄想いな優しい子ですね、十四松は。

 

そんな十四松の期待に応えようと、デカパンがパンツの中から出したのがこれ。

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アンパンマンの悪夢再来。しかし、こっちはアンパンマンのパロディじゃないのでセーフセーフ(詳しく知りたい方は「おそ松さん アンパンマン」で調べてください)。

 

これは気持ち薬。相手が今何を考えているか、本当の気持ちを知る事ができるというもの。

まじか、ここにきてデカパン天才説が急浮上!!

ただパンツの中から、かりんとうやゴールデンボール出してる変態じゃなかったのか!!

この際、臭いが沁みついてしまうほどキツイというのは目をつぶりましょう!!

それより、その薬ですよ。これが本当であれば、どれだけ高値で取引されることか。

デカパンは、きっと国の最重要人物として厳重な警備態勢が敷かれているに違いありません。後ろにいるダヨーンも、実はエージェントで凄腕と言われても驚きはないです。

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そして、そんな凄そうな薬を一松がぐずぐずしているために、廃棄しようとするデカパンたち。

凄い薬なのに、その扱いが雑すぎるッ!!

やっぱり、デカパンにとっては、この程度頭痛薬くらいの価値しかないのかもしれません。デカパンを見る目がこれから変わってしまいそうです。

 

十四松にも催促された一松は、可愛がっている猫の気持ちを知りたいと口にします。

この気持ちはペットを飼っている人ならよくわかるんじゃないでしょうか。僕も昔犬を飼っていましたが、どう思っているのか知れたらと考えたことがありました。

あとは、時々テレビ番組でもそういった内容のものが放送されていますしね。やっぱり多いんだと思います。

ただ、僕は動物の気持ちをテレパシーで読み取れるというのは信じていません。だから、その番組も見たことないんですけど(うさんくさく見えてしまうため)。

 

そして、一松の希望を聞いたデカパンは快くその薬を与えます。

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ただし、尻から入れるけどなッ!!

一松の貞操の危機!! でも、実際こんなことになったら恐怖しか感じないでしょうね。尻の穴に針とか、考えただけでぞわっときます。

これにはさすがの一松も今季始まって以来の大声で叫びます。しかし、十四松は至って冷静(笑)

 

そして、泣き叫ぶ一松をよそに、針は穴に向かって一直線。

しかし、ご主人の危機を察してか、その身代わりとなったのは猫でした。

 

ここに人の気持ちを知り、さらに人語まで操る(副作用で)エスパーニャンコが爆誕!!

 

 

本音と建て前は必要

その後、松野家に連れ帰られた猫は他の兄弟にも披露されます。

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そして、このエスパーニャンコは、おそ松がチョロ松をクソダサいと思っていることも、トド松がチョロ松をくそつまんないと思っていることも、おそ松がチョロ松をクソバカと思っていることも、トド松がチョロ松をクソ童貞と思っていることも全部お見通しでした。

 

猫を通してディスられるチョロ松(笑)

 

さらにはここでトド松の腹黒さも暴かれます。

「悪用されるのが心配だから、うちで保護しよう」という言葉には「この猫金になる」という気持ちが隠されており、「マスコミに知られたら大変」の裏には「サーカスもありだ」、「一松兄さんの親友は大事にしなきゃ」の裏には「一獲千金」という思いがあったようです。

トド松、金のことしか頭になし!!

うん、本音がいつもダダ漏れな世界は危険は過ぎます。

 

そして、おそ松は意中の女性であるトト子の気持ちを猫で知ろうと考えますが、真実を知ってしまうのが怖いという理由から却下。

この使い方は僕も真っ先に思いつきました。やっぱり好きな相手が何を考えているか知りたいと思ってしまいます。そして、真実を知るのが怖いというところまで一緒(笑)

「大好きだよ」と笑顔で言ってくれてるのに、本当は「そうでもないけど」とかだったら、もう人間を信用することができなくなりそうです。

 

で、エスパーニャンコは十四松の手によって一松のもとへ。

手違いはありましたが、元々は一松のためにと始めたことですからね。

しかし、一松は「興味ない」とその猫を遠ざけようとします。

それを見ていた兄弟たちは「冷めてるなぁ」とか「一松兄さんに友情とかないから」と一松のことを評します。

それを受けて、一松も「仲間? 友達? そんなも一生いらない」と吐き捨てますが、ここには今人の気持ちを汲み取る猫がいます。

「本当はそんなこと思ってないけど」

 

「友達なんていらない」

「(本当は)欲しい」

 

「友達なんていう面倒なものをわざわざ作らないといけないの?」

「なんで僕には友達ができないの?」

 

「まぁ(友達にするような)価値あるやつはいないけど」

「まぁそんな価値、自分にあるとは思えないけど」

 

「無駄なんだよな。人と距離を縮めるのが」

「怖いんだよな、人と距離を縮めるのが」

 

「労力がもったいない」

「自分に自信がない」

 

「平気で裏切ったりするし、あいつら」

「期待を裏切っちゃうかも…自分が」

 

「つうか、猫が友達とかありえないでしょ」

「つうか、猫が友達だと楽でしょ」

 

「言葉が通じないし」

「だから傷つかないし」

 

「ああ、馬鹿らしい!」

「ああ、寂しい」

 

「友達なんてマジいらない!」

「友達なんてマジいらねぇ。だって、僕にはみんながいるから」

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本音なんてそう簡単に口にできるものではないですからね。たとえ、それが親兄弟であっても。

そして、今回は普段何を考えているかわからない一松の本心を知ることができました。

 

まさかギャグアニメでこんなシリアスな感じになるとは思いませんでしたが、この場面は色んな人の心に刺さるシーンなんじゃないかなと思いました。

 

本心を言い当てられてイラつく一松は、つい厳しい口調で猫を追い出してしまいます。そのときだけは言葉と本心が一致。

心当たりがあるからこそ、イライラするというのは現実でもあります。

このときの一松もかっとなってしまっただけで、その後すぐに後悔してしまうですよね。これもリアルではあるあるです。だから見ていると心が痛い。

 

そして、また十四松の表情がね……何を考えているのかわからないんですが、だからこそ色々と妄想させられてしまうわけで。

一松のためになると思ってやっていたことが、結局は一番仲良しだった猫と仲違いさせてしまって……善意が裏目に出てしまいました。

 

 

兄弟

家を飛びだした猫は行く先々で人の本心を代弁し、その結果多くの人間の恨みを買ってしまうことに。

一松は一松でかなり先ほどのことをかなり気にしていて、猫の鳴き声聞き、ゴミ捨て場をあさってしまう程。

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しかし、そこにいたのは見知らぬ猫。

 

その後、公園でぼんやりしていた一松の下に、おそ松とチョロ松とトド松が現れます。どうやら、彼らも彼らで猫の捜索をしてくれていたようです。

しかし、一松はここにきても強がりを言ってしまいます。本当は鳴き声を聞いただけで一目を気にせず、ゴミを漁ってしまうほど心配しているのに。

「死んでもいい」と発言する一松に怒るチョロ松ですが、それをおそ松が止めます。

最初はからかい混じりではありましたが、このへんはしっかり長男をやっていました。

そして、そこへ泥だらけになった十四松がやってきます。

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その腕には一松の可愛がっていた猫が。ずるい、こんなんうるっとくるに決まっているじゃないですかッ!!

どんだけ必死に探していたんだよ、十四松!! でも、表情がいつもと変わらないし!! 

もう最高かよッ!!

 

で、さらにここから追い討ちをかけてきます。

ただ黙って猫を差し出す十四松。しかし、それを受取ろうとしない一松。

「ごめんね」

そのときに聞こえたのは猫の一言でした。

十四松も本当は悪いことをしたと思っていたんですよね。そして、それを本心を代弁する猫が言葉にする。つまり、これは十四松が心の中で思っていたことです。

十四松が口にするのではなく、猫がいう事に大きな意味がありました。

だって、この猫は人間の心がわかるんですから。

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最後は一松も「ごめん」と謝り、それは猫の言葉も同じでした。

これにて一件落着です。5人は夕日が沈む中、肩を並べて帰路につきます。

 

最後はキレイにおさまり、心もほっこりしました。あとちょっとウルウルきた(笑)

 

 

 

しかし、皆さんも既にお気づきでしょう。ここにもう一人、重要な存在が足りないことに。

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カラ松、お前の身に一体何があったの(笑)

 

 

まとめ

だから、カラ松の扱い方ッ!! 彼はナイーブなんだから気を付けてあげて!!

良いお話のあとでもしっかりとオチをつけてくる「おそ松さん」最高です。

そして、十四松以上にケガを負っているカラ松は、一体何をしていたのか?

多分、彼も猫を必死に探してくれていたんでしょうけど、美味しい所は全て他の兄弟にかっさらわれてしまうという不運。

頑張れ、カラ松!! 負けるな、カラ松!! 僕はいつも君を応援してるから!!

 

 

おそ松さん 一松 デカキーホルダー

おそ松さん 一松 デカキーホルダー

 

 

おそ松さん カラ松 デカキーホルダー

おそ松さん カラ松 デカキーホルダー