最近、楽天証券の貸株サービスが面白いことになっているので、今回はそれを記事にさせてもらおうと思います。
あっ、貸株サービスとは私達投資家が保有している株券を証券会社に貸し出し、金利を得られるサービスのこと。下記図のように貸し出した株券は証券会社に渡り、それを証券会社が機関投資家などに「又貸し」することで金利を得ることが出来る仕組みになっています。
- 通常の株式保有…貰えるのは配当金や株主優待のみ
- 貸株サービス利用…配当金や株主優待に加え、貸株による金利収入も
反面、貸株サービスのデメリットとしては無担保貸出になるため、仮に証券会社が潰れてしまった時には自分の株券が戻ってこない可能性があるという点です。
ただ相場が安定している時や、大手証券会社への株券貸出であればそうリスクが高まることもないので、比較的、安心して保有株式から金利収入を得られることが貸し株サービスの魅力だと言えますね(投資は自己責任にて)。
楽天証券の貸株サービスが熱い:
そんな貸株サービスですが、楽天証券の貸株では今、金利ボーナスがとんでもないことになっています。
あくまで2015年11月2日現在の数値となりますが、下記の株式を保有している方は、貸株サービスから得られる収入だけで年利20%を得ることも理論上可能です(実際には金利は常に変動するので20%で固定されるわけではありません)。
貸出金利が高い銘柄一例:
- AppBank…貸出金利20%
- テラスカイ…貸出金利20%
- ジグソー…貸出金利20%
- サイジニア…貸出金利20%
- FFRI…貸出金利20%
- デザインワンジャパン…貸出金利18%
- ガーラ…貸出金利17%
- ITbook…貸出金利13%
- ベステラ…貸出金利11%
サイジニアあたりは最近、株価が安定気味なので、貸株金利目当てで購入してみても面白いかもしれませんねー。反面、AppBankとかは今触ると、貸株金利以上の痛手を受けそうです。
有名銘柄も多い:
『なんだ、期待したのに新規上場したての銘柄とか、新興銘柄ばっかりじゃないか!』と思うなかれ。流石に10%以上の貸出金利を得るのは難しいですが、下記の大型株でも貸株金利は大きく稼ぐことが可能です。
- 日本通信…貸出金利10%
- シャープ…貸出金利7%
- コロプラ…貸出金利6%
- アドウェイズ…貸出金利5%
- Gunosy…貸出金利5%
- タカタ…貸出金利4%
- ラオックス…貸出金利3%
うん、まぁ突っ込まれるまでもなく、一般的に経営危機とか、株価が急騰して暑くなってる銘柄がどうしても中心になってしまいますね(苦笑)。
これは貸株の特性上、証券会社が機関投資家に貸し出す金利が高いものではないとボーナス金利が得られないため。ざっくりいうと「荒れた銘柄」ほど貸出金利が高くなる傾向にあり、安定した銘柄ほど貸出金利が低いということになります。
使い方次第で面白い貸株サービス:
こんな感じで銘柄によっては10%以上の貸出金利を貰うことが出来るのが楽天証券の貸株サービス。仮に100万円分の保有株があれば、貸株のボーナス金利だけで年間10万円以上の利益を得ることだって夢ではありません。
- 100万円の株券を金利10%で貸し出す…1年後には110万円に
もちろん得するも損するもサービスの使いよう…。個人的にはちょっと長期で預けっぱなしにするのは怖い銘柄ばかりだと思うので、投資環境が安定しそうな時期に購入し、2週間~3週間だけ貸株サービスを利用する…なんて使い方なら面白そうだなと思ってます。
加えてシャープやタカタの再建に賭けている…というプチ投機家のみなさんにも、貸株のボーナス金利が得られる分だけ投資リスクが減るのでおすすめしたいですね。是非、ご検討ください。
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以上、最大金利ボーナスはなんと20%!楽天証券で「荒れてる銘柄」を購入すれば、貸株のボーナス金利だけで資産運用できるかもしれません…という話題でした。