大阪は晴れ
晴れ 中毒からは復活。ひどい時は2日、ましな時は半日も回復にかかる。今回は今朝も何か飲まされて、少しふらっとする。が、頭は働く。病み上がり。
安倍政権は、TPPで41%に支持率上昇(朝日新聞調査)。テレビニュースがあんなにTPP反対を煽った。が、市民はモノが安くなるとわかると、TPPを推進した安倍政権に好意的だ。太平洋内の貿易が発展すると、生活が楽になる。そう素朴に喜んだよう。私は、ニュージーランドの安い乳製品がほしい。それ期待。
日本の右派
2015年日本は、左派メディアでは、反安保と反米軍基地の沖縄が席巻した。それに対抗したのは、日本の保守グローバリスト達だった。今年、左派は国際問題で無益な非武装闘争を繰り広げ、抵抗した。保守は東アジアの安定化と中国の海洋侵略という地政学的変化に対応して、世界秩序に寄与した。
つまり、国会での安保の反対と賛成の論争は、国際秩序に関する対立であって、国内問題ではなかった。今年は特に、日本の国際関係が焦点となった年である。
具体的には、安保、TPP、沖縄米軍基地、シリアの移民問題、韓国、中国などなど。後半には、TPPは太平洋全域、集団安保は世界規の日本の関与が、テーマになった。よって、近隣諸国だけを問題にする者達は、そう出番がなかった。
国内の問題で、右と左が対立していると思い込んでいる人は、改めたほうがよい。国際問題で、日本の進むべき方向で、内向的左翼と、外向的な保守グローバリストの対立が鮮明となったのである。そして、国際関係の拡大に消極的な者達がことごとく敗れた年である。
では、2013年に嫌中韓、尖閣防衛で名を馳せた右派は、何をしていたのだろうか?
日本の右翼は、1,天皇崇拝 2,神道 3,日本の独立(憲法改正、核武装) 4,嫌韓中、5, 移民・外国人労働者の拒否、外人の特権廃止 6,反米 7,保護主義の特徴がある。
1,天皇崇拝
日本の王である天皇を敬う。国王への尊敬の念は、英国人が女王を尊敬するのと同じ。国民として普通の心情だ。王への畏敬と尊敬の念だ。右翼はこれが強くなる。国家主義者となりやすい。天皇を模範とする。
本来は王は、政治の実権を握る首相を第一とすべきである。アメリカなどはそうだ。が、日本では首相はころころかわり、そんなに尊敬されない。天皇は長いため、敬意が持続する。政治を行わない象徴的な王が尊敬されるのは、伝統的な文化である。
2,神道
右翼は神社に必ず参拝して、柏手をうつ。天皇への尊敬の念からくるものが多い。明治神道の名残りである。日本人は本来、江戸では仏教と神社は折衷していた。特に神道を強く信仰するのは明治以降だ。右翼は日本を天皇が作ったと考える。ただ、神道はブッダ、キリスト教など海外の神も受け入れるため、神々に寛容だ。
3,日本の独立(憲法改正、核武装、反米)
第二次大戦で日本は敗戦国となった。そして、アメリカに占領されて数々の屈辱的な目にあった。米国は憲法を押し付け、日本の武力をとりあげた。日本を一人前の独立国にするため、憲法改正を目指す。
また世界の一等国は核兵器をもたなくてはならない。日本も核武装をすることを目指す。
4,嫌韓中
韓国ブームの後、韓国人の反日的な振る舞いにしだいに、日本人は嫌悪感をもつようになった。韓国が、日本に慰安婦などで謝罪を要求したからだ。韓国人が日本人と競争したがる。それでライバル視する。
中国嫌いは、昔からその面はあった。が、尖閣への度重なる艦船の侵入と反日暴動で一気に火がついた。中国人の商売があこぎであることからも。だが、最近は、中国観光客の落とす金ほしさに、彼らの少々の礼儀のなさは、大目に見る傾向がある。
在日韓国人が日本を支配しようと企む、民主党が外国人参政権を憲法違反で行おうとする、在日への生活保護、税金逃れは悪質だ、と言う。
嫌うのは、反日運動を組織的に行う国に対する不信感が元である。日本が道徳や規律が高く、彼ら韓中が低い。それで、一つずつの生活習慣で前時代的なものをとりあげて批判したりする。
私は韓国好きである。中国も嫌いではない。
5, 移民・外国人労働者の拒否、外人の特権廃止
1992年まで外国人労働者を受け入れた日本人は、その後、不況で失業率が上がると、彼らを排除したがる。外国人が職を奪い、賃金が下がる。移民は、下層を受け入れることで規律が乱れる。中国人の生活圏は、ゴミを捨て放題など苦情がある。彼らに排除的である。
6, 保護主義
TPPに反対して、日本の米を守れと叫ぶ。自由貿易が日本の弱い産業、農業を破壊すると、思い込む。実際は、これらは農協の運動である。それが、右翼にも浸透した。しかし、自動車産業や電機産業の強い名古屋や大阪では、ナショナルやシャープなどを守るためには、自由貿易しかない。都会では農業保護を説く反グローバル運動は、さほど支持されない。
日本の右翼は、全体的に国を思う意志が強い。国家主義的である。今年は、国家の利益はグローバルな世界関係の構築ということにあったため、彼らの活躍の場はなかった。
だが、ブログでは保守や右派の数は左派を圧倒する。ランキングでは、上位はすべて右派ブログである。左は、すぐに論破され、長く支持されない。
日本国内ではテレビや新聞は左派優勢である。が、インターネット上では、左派は少数になりつつあり、その影響力は小さくみえる。左翼は議論でたいてい負けることが、明確しつつある。右翼や右派は、その知識の高さと情報力の強さが、ネット上で証明されつつある。やがては、ネットからメディアへと進出して、既存の左派メディアを飲み込むであろう。
発達心理25、なぜ本人の哲学は一生変わらないか?
なぜ、人生上で本人の哲学は変わらないか?
私は哲学が変わった人は見たことがない。それで、そう判断した。例外はいるかもしれない。では、なぜ、変わらないと判断したのか。本人の信条が変化した人はいないからだ。
本人の信条の基礎となるものが、段階ごとに異なる。
知性期の人は、「経験主義」、「動作論的正当性」が判断基準である。その考えを何度続けても、それがうまくゆく。すると、それを正しいとみなす。それでうまく物事を説明できる。すると、その考えは正しいとされる。これが知性期の人の判断法だ。
信じるのは厳密に「科学法則」でなくてよい。自分自身の考えはすべて、科学法則に基づくものではない、と知っているからだ。経験的な確かさだけで、それを信じる。なぜなら、彼は根本的に、科学法則は自分の信念としてもっていないからだ。
また、その考えは自分が感覚的に満たされるもの(満足するもの)であるかは大事ではない。感覚に頼ると錯覚などある。が、何度でも自分で確かめたものならば確実だからだ。いわば、経験論の発想をもつ。経験論こそが、彼の価値観となる。経験論の真理が、彼の根底にある。
理性的の人は、「理性主義」、あらゆる自分の信念は「法則」でなければならない。法則とは数学的な純粋性をもつものだ。法則とは、様々な共通の自然現象を帰納した考えである。彼は経験的な真実は不確かなものとする。
彼は、自分の考えが普遍的に通じるものかどうかまでは、検証する。そして、そういう法則的なものを、自分の信条とする。彼は知性期の人間と違い、法則しか信じない。それでもって自分の信条を構築する。それで、内面は理性(法則)に満ちる。
もちろん純粋な法則を信条にもつことは少ない。世界は特殊な法則が多い。文学上の法則など。そういうものは、特殊な法則として理解する。とはいえ、経験的な法則ではない。
違いはわかっただろうか。信条のベースとなるもの。その一つ一つの質が、知性タイプと理性タイプは違う。知性タイプはあいまいな経験法則を心の中に積み上げる。理性タイプは信頼できる純粋な法則で心を発展させる。ヘーゲルの人生哲学のように。
理性人は、多数の意見など聞く必要がない。自分の検証だけで、自然の真理を理解するからだ。真理は誰にとっても同じだ。だから、他人の真理を聞く必要がない。実際は、すべての真理を自分だけで解明できないから、他人が発見した真理を知ることも大事だ。が、理性タイプは、他人の考えに意見が左右されない。
知性タイプが理性タイプに変化するとき、信条は根底から作り変えなくてはならない。その変化は、中世的な神学を語る者が、いきなり、神は物理的に存在する、と言い出すような根本信条の飛躍的な発達である。そして、言うのだ。「私の話すことはすべて法則にもとづく。私がかつて話していたような経験に基づくようなものなど、あいまいすぎて使えない。」と。それほど考え方を変える人は、みたことがない。それで人は、人生内で段階はあげないと考えられる。
仏教僧は、悟ったといっても、それまでの信条に何か新しい考えを付け加えたような変化しかない。それは、精神の基礎的な向上ではない。「根幹から私は変わった。」、という人もいるが、経験論を抜け出しはしない。いきなり、デカルトのように、「自分は純粋な存在で、理性、数理法則でできている。万物の法則を私は求める。」とは言わない。「光を見た。私は心から変わった。」といっても、口先である。彼は思考の質を根本的に変えてはいない。
このように人々は、判断の基礎を一生変えないから、この精神の段階を生きている間に、変える人はいないと思える。 もちろん精神の発達が停止した20歳以後に。
本日の被害
今日は軽いぼんやり感。朝6-7時に目覚めさせられた。口の中に何か乾きが感じられた。それで、それを出してみると、黄色い液体が出てきた。黄色いのはきんぽうげの毒の色だろうか。花の色はそのレモン色の黄色ではある。きんぽうげ毒の特色は、甘いことで、飲ませても、苦くなかいことだ。それでアカは多用する。苦かったら、ばれるからだ。昨日は、一日寝ていた。犯人は西多田の関係者である。アパートでないほうらしい。
以上