ランディングページとは「Landing」をするページのことで、ランディングとは日本語で上陸や着陸、着水を意味します。
イメージとしては、スタートするページという意味の理解で問題ありません。通常はトップページ(フロントページ)ということを想定されるかもしれませんが、必ずしもすべての始まりがトップページである必要はありません。
特に広告やSEOを行う過程で、単体の別ページを用意して、より商品の良さやウリなど、詳細をじっくりと説明するページがランディングページと呼ばれているものです。
例えば、広告であれば購入や契約などのコンバージョンにつなげることが目的になります。
しかし、会社のトップページに行って、それから商品やサービスのページに行くことを訪問者に強いることはお互いに得策ではないので、ランディングページと呼ばれる別ページを用意して、商品やサービスの内容をダイレクトに見てもらって購入や申し込みをしてもらえるようにすることになるのです。
今回は、このようなランディングページの作成で気をつけるべき点についてご紹介していきたいと思います。
獲得したい結果をシンプルにする
ランディングページで求める結果はシンプルに設定した方が高い効果が出る傾向があります。あまり欲を出していろいろなものを詰め込もうとしないで、獲得したい結果に最短でつながるように構成するのです。
例えば、接骨院で初回限定キャンペーンを行う場合のランディングページを例に考えてみましょう。獲得したい結果は「初めてのお客様にお試しで体験していただいてリピーターになってもらう」と設定するとします。
既存の会員向けの情報をいれてリピーターになった時のメリットを入れるかどうかは判断が難しいところですが、実際の施術に自信があって、とにかく初回体験をして欲しいという設定の方がよりシンプルです。
そこで「接骨に関心がある近くに住む方に初回お試しをしてもらう」とすることも可能です。あくまで一例ではありますがとにかくシンプルを心がけます。
1ページですべてを完結する
獲得したい結果をシンプルに定義したら、次はページへの具体的な落とし込みです。獲得したい結果につながるように説得力がある展開を簡潔に組み立てます。ストーリーを意識した展開がわかりやすいです。展開の仕方は商材やサービスなど内容によって異なります。
今回の例である接骨院の初回来店のためであれば、
こういう症状があります
↓
こういう方法があります
↓
結果としてこうなります
という展開が基本的な流れになると思います。
もちろん、ここで自分たちの個性や特色を出すことも可能です。ただし、必ず1ページで完結するようにします。結果の達成のために見に来てくれた人を迷わせてしまうことは避けなければなりません。
ランディングページの中に必要な情報をすべて盛り込んで、他のページをわざわざ見なくても、そのページ内で完結できるようにします。直帰率を意識することが非常に重要となります。
読むことと見ること
文章があまりにも多すぎると読む人が疲れてしまいます。ページの滞在時間はそれほど長くありません。また、ページから離脱してしまうリスクもあります。そこで文字で記載することは極力少なめにして、絵本のような感覚でポイントをイラスト化することで起承転結を理解してもらうことが重要になります。
読むところと見るところをそれぞれ設置します。アニメーションや動画を使っている場合もあります。読むという作業は、多くの時間と労力を要してしまいますので、見てもらうという意識を持って作成するようにします。
接骨院の場合であれば、入店から退店までの流れなど、何を得られるのかということをわかりやすくイメージ化することで文字を極力減らすことができます。実際の文字と画像のバランスは、LPOなどで調整していくのがいいでしょう。
疑問をなくす
読んでいても、見ていても、疑問を持たせてしまう点はすべて排除するようにしましょう。初回限定キャンペーンを行うのであれば、いつからいつまで、何時から何時までできるのかなど、すべてわかるようにする必要があります。
どこに、どのようにすれば行けるのかはもちろん、当該キャンペーンを受けるには何が必要かも漏れなく記載します。手続きも簡略化して「考えなくても実現」できるようなページとサービスを提供する心がけが重要です。
面倒くさいと思われない工夫を意識してください。
頭の中に「?」マークが一度も出ないように作ることがランディングページでは重要です。