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米軍艦艇の南シナ海の航行 継続の方針
11月3日 10時33分

米軍艦艇の南シナ海の航行 継続の方針
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アメリカ政府は、南シナ海で中国が造成している人工島から12海里以内の海域でアメリカ軍の艦艇を航行させる活動を今後も3か月に2、3回の頻度で継続する方針であることが分かりました。
南シナ海を巡ってアメリカ政府は先月27日、南沙(スプラトリー)諸島で中国が造成している人工島の周辺12海里=22キロのなかにアメリカ海軍のイージス艦を派遣し、航行させました。
これについて、アメリカ政府の当局者はNHKの取材に対し、「こうした活動は航行の自由を守るため世界中で日常的に行っているものだ。アメリカは領有権の問題で特定の立場をとらないが、すべての国に保障された権利を守る」としたうえで、「3か月に2、3回の頻度で継続していく」と明らかにしました。
また、「この問題を米中2国間の問題としないことが重要だ」としてオーストラリアなどを念頭に地域の同盟国に対してこうした活動をアメリカと連携して実施するよう呼びかけていく考えを示しました。
アメリカ政府としては国際法上、人工島は領海の基点にはならないとして中国の領海とは認めない立場を明確にするため今後も活動を継続し、中国をけん制する一方、米中間の過度の対立に発展しないよう多国間で実施していきたい考えとみられます。

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