2015年02月03日(火) 22時41分
*非更新* 「小説書きを問い詰めるバトン」をもらいました。
読んでいる作家さんが皆さん書いてるのを、へーほーなるほどーと思いながら読んでいたシヲニエッタでございますが。
なんと自分に回ってきました。うわぁぁ。…ちょっち恥ずかしい。
というわけで、蘇我空木さんから頂戴しました物書きバトン、回答してみます、が………
長いよママン。
無駄に長いいつもの活動報告以上に長いよ。
よっぽどすることが無くてヒマで死にそうって時とかに、手慰みに眺めて頂ければ十分でございます。
では!
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① 小説を書く際、資料などは使いますか? 何を使いますか?
いっぱい使います。もともと資料集めが大好き。中学生で初めて小説を書いて以来、なんやかやと本を買ってしまって、結構それなりに持っていたり。
筆頭は、勿論インターネット。ウィキペディア様には頭が上がらないので、年に数回寄付のお願いにもお答えしています。日本語、英語、ドイツ語くらいまで見ると、かなり細かく書いてあって物凄く役立ちます。
衣装を描写するのが好きなので、ファッション雑誌もよく使います。オペラ座書き始めて、こんなに買うのは何年ぶりだろうっていうくらい雑誌を買いました。いいですね、なんか自分も華やいでw
あと、大きな声では言えないんですが、会社の…というか親会社の某大企業のイントラネットがかなりいい資料になります。役員動向とか見て、へー偉い人ってこういうことしてるんだーみたいな。
② プロットやフローなどは用意しますか?用意するとしたら、どのように立てていますか?
プロットといいますか。
書き始めは、ある日いきなり書きたいシーンがボンと浮かんで、それを書くためにどう始めてどう持って行ってどう終わらせるかを組み立てていく感じです。
…でも、計画は所詮計画に過ぎません。計画通りにいった試しなんて、ほとんどありません。
③小説を、どこかに投稿したことはありますか?
10年ほど前ですが、自分のHPを持っていました。BLですが。
若い頃は一時期、有明にも出入りして、薄い本を印刷したりもしてましたね。ジャンルはゲームでした。BLですが。
商業媒体の応募歴ですと、実は昔、若気の至りで某小Jに投稿したことがあります(遠い目)
タイトルと名前だけは掲載してもらえました。BLですが。ていうか当時BLという言葉はなかった。今でもBLという言葉にはちょっと抵抗がある(Boyという年代にはあまり興味がないので…)
今はムーンさんでお世話になるのみです。
④ あなたの小説(文章)が一番影響を受けている作家さんを一人挙げるとしたら、どなただと思いますか?
一人には絞れませんで…三人挙げさせてください!
文章は、多分、初期の前田珠子先生。基本的にコバルト大好きっ子。
小説そのものは、多分、ジェフリー・アーチャー。
エロは多分、山藍紫姫子先生。初めて読んだ「虹の麗人」は、物凄い衝撃でした…。
⑤ あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな情景描写の言い回しを一つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
…ここら辺から、読み返すのが大変で決められなくてですね;;
『綺麗になったと思っていた結花は、こうしてよく見ると更に、奥行きのある複雑さを纏いつつあった。
ベルリンから帰国して別々の暮らしに戻り、会えない日々が続き、憂鬱ややるせなさや切なさを知って。
愛される女性に特有の、眩しいほどに輝く気配が、幸せ以外の感情を味わうにつれてうっすらと翳(かげ)る。何枚もの薄い紗で覆われ、奥へ奥へとぼやけて見えなくなっていく。表面の紗を何枚めくっても、いっかな本心にたどりつけない。
――なんてことだ。もう立派な『女』じゃないか。無意識に結花を『女の子』と認識していた河合も、唐突にそのことに気付いた。』
(「オペラ座の恋人」第五幕7)
長すぎるから削ろう削ろうと思いつつ、気に入っていてどうしても削れなかった部分。
⑥ あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな心理描写の言い回しを一つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
『だから、貴臣に女として愛されることなど、はなから望んでいなかった。
最初にそんなことを言われたら、全力でお断りしたに違いない。自分では到底彼に釣り合わない。
彼はただ、欲しいと言った。自分の存在が彼の所有欲をかき立てていると、知ったその瞬間。
結花はようやく、自分はここに生きていていいのだと実感できた。
少なくとも、この素敵な男性に所有されるだけの価値は、自分にもあるのだと。』
(「オペラ座の恋人」第五幕10)
結構巧く、考えていることを言葉にできたんじゃないかなと。
⑦ あなたの書いた小説に今まで登場した中で、好きな台詞を三つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
「塵芥にシャンパン注いだら、こんな綺麗な泡になって浮かんでいけるんだ。…いいなぁ。誰かあたしにも、シャンパン注いでくれないかなぁ…立派な泡になって、見事に弾けてみせるのに…」
(自棄酒中の茉莉花。自分もそう思います。枯れた主婦にも誰かミネラルたっぷりのシャンパン注いでください。サロンじゃなくてドラモットでいいから。)
「──今日で、名実ともに立派な大人になったのだろう?結花は自由だ。何をするにも誰の許可も要らない。だが、結花は私のものだ。…結花の自由意思に口を出せる人間が、私一人になったお祝いだ」
(貴臣ゴーマニズム宣言…?)
「誰でもいつかは大人になる。急ぐ必要はない。…私から、育てる楽しみを奪わないでくれ」
(貴臣のエロオヤジっぷりが割と上品に出せたんじゃないかと思います)
⑧あなたがこれから小説に書こうとしている台詞で、「今後の見所!」になりそうな意味深台詞を三つ、ここでコソッと教えてはいただけませんか?
これねえ難しい;;予定しているけどほんとにそのシーンを書くかどうかはその時にならないとわかんないし…。
というわけで、もしかしたらこんなセリフが出るかもよ、程度で!
「でも、それでもやっぱり、娘は娘なんですわ。一日だって、娘のことを思わない日などありませんわ。だって母親ですもの。」
「――あなたなんて、相応しくない!」
「ペットのウサギは、もうおしまいだ」
うーん…。ネタバレ不可の方、見ちゃったらごめんなさい…;
⑨ 小説を書く時に、音楽は聞きますか? 聞くとしたら、どんな音楽を聞きますか?
聴きません。無音です。人の話し声も、気になってだめ。
どうしても頭が音や歌詞を追ってしまって、思考が迷走しちゃうんですよね。文章を練り上げる過程は、全て無音です。
書かない時は、普通に聞いてます。やっぱりクラシックが多いです。サントラ作るのが楽しくて楽しくて。
邦楽は最近はほとんど聞かず、たまにムラっと来てTM Network聞いてたり(歳がバレそう)。邦楽よりは洋楽の方が多いかな?ゴシックメタルっぽいのとか一時期よく聴きましたね。Within Temptation、Evanescenceあたり。
あと一時期ニコマスにハマってた!
⑩ 日々の生活で、「あのキャラならここはこうするだろう」「あのキャラならこれを選ぶだろう」といった妄想が展開されることはありますか?
あるあるもうしょっちゅう。
女子高生を見て飼い主とウサギでブルセラごっこを妄想したりとか(やめれ)
⑪ これから小説を書き始めようとしている方に、何かアドバイスがあればどうぞ。
アドバイスなどというのはまことにおこがましく、むしろ私がアドバイス頂きたいくらいですが。
こんな話読みたいなと思った瞬間とか。むしろこういう展開のほうが好きだなと思った瞬間とか。こういうキャラにはあんな台詞言わせたいと思った瞬間とか。
いいなと思ったものを、ちょろちょろっと言葉にしてみてはいかがでしょう。湯水のごとく妄想が湧いて出て、そのままするするっと文章が書けてしまうかもしれません。
楽しいのが一番です!細かいことは考えず、妄想するまま好きなように楽しんで書けばいいと思います。と、自分にも言い聞かせてます…!
⑫ ありがとうございました。もし良かったら五人くらいにパスしてはいただけませんでしょうか。
すみません、お声掛けできるようなお知り合いは全くいらっしゃらなくて(汗)
むしろ5人もいたら相当凄いと思うのは私だけか。
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というわけで、実は去年のうちに回してもらっていたのですが、自分の文章を読み返すのに時間がかかって回答できなかったというバトンでございました。
途中で読み返す努力を半ば放棄して、若干適当な回答になった部分もありますが(汗)
読んで楽しいかどうかわかりませんが、こんな感じでいいでしょうか!>蘇我様