海外ドラマや映画を見ているとよく出てくるゼスチャー。
両手でピースを作って指を折り曲げる仕草、見たことあるだろうか。
ちょっと苦笑いの表情とともに使われることが多い。
私はこのゼスチャーを何年も、
「なんだかカッコイイけどどういう意味なんだろう」
と疑問に思っていた。
ある日チャンスがあったので、ついにネイティブに聞いてみた。
私「ね〜、ね〜、こういう仕草ってどういう時に使うの?」
ネイティブ「ああ、本当じゃないことを言うときに使うんだよ。」
な、なんと!
ネイティブ「例えば超マイペースな人についてコメントする時、彼は天才だから仕方ないよ、と言うとする。天才のところでこのジェスチャーをすると、心から天才だと賞賛しているわけではなく、やれやれ困った人だという気持ちも表現できる。」
彼は"天才"だ。(心の声:もうちょっと周りに合わせてほしい)
このgeniusを囲った引用符(quotation marks)、
カッコ代わりの小さい点々2つね。
これ。 ー> " "
これがピースの指を折り曲げた正体なのだ!
ピースの指を折り曲げると、引用符に見えるではないか!!
使用方法を知ると、このゼスチャーは結構使える。
「彼は"イケメン"(自分はタイプじゃないけど一般的には)だからモテるんじゃない?」
「彼女は"とても親切"(八方美人)だから、やってくれるよ」
とか。ちょっと皮肉臭が漂う。
会社の会議でも普通に外国人が使ってくるので、ビジネスシーンでも大丈夫なようだ。
「〜ということになっている(実際は違うけど)」という時によく使われる。
国民年金は"全員"が加入するものであるから〜
とか。
英語で表現するとこんな感じ。
be supposed to~ ということになっている(が、実際は違う)
so-called~ いわゆる〜
a kind of~ ある種〜
日本語でもちょっと含みを持たせる時、単語や文章の一部の上に点々を付けることがある。
それと大体同じに感じる。
かっこいいと思っているのは私だけかもしれないが、今日からぜひ使ってみよう。
ジェスチャーも英語の一部ということ。