キャラクターのフィギュアと精巧に作られたジオラマを使って楽しむ「ミニチュアゲーム」の1つ、「ウォーハンマー40,000」。
日本ではほとんど知られていませんが、海外ではかなり有名なアナログゲームのようです。
その ウォーハンマー40K の公認を得た、ターン制の戦術シミュレーションゲームが公開されています。
「Warhammer 40,000: Space Wolf」です。
オリジナルのウォーハンマーはダイスを使って戦闘を処理するゲームだったようですが、こちらはトレーディングカードゲーム(TCG)の要素が加えられていて、移動も攻撃もカードを使って行います。
知っている方は少ないと思いますが、昔 PSP で発売されていた TCG+戦術 SLG のメタルギア外伝「メタルギア アシッド」によく似たシステムです。
なお、iOS のウォーハンマーを扱ったゲームには西洋ファンタジーの「Warhammer Quest」がありますが、それと Warhammer 40,000 は世界観が大きく異なり、こちらは遠い未来の宇宙戦争が舞台になっています。
欧米で人気のスターウォーズ的なストーリーで、アメコミのような雰囲気ですね。
開発は Strategy & Tactics の開発元である HeroCraft というメーカー。
アイテム課金型なのでアプリ本体は無料。 ただし iPhone 5 / iPad 3 以降が対象です。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328037)
![](http://megalodon.jp/get_contents/245328038)
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328039)
基本的には、マップが四角いマスで区切られているターン制の戦術シミュレーションです。
ただし、ゲーム開始時に 30 枚のデッキ(山札)から6枚の手札が配られ、これを使って行動を行います。
ターンが回って来たら、銃や移動のカードを使って、2回行動を行えます。
移動は移動カードでなくても実行可能です。
ただ、カードには行動にかかる時間を示す「エフォート」という数値があり、銃カードはこれが大きめ、移動カードは小さめです。
エフォートが小さいほど、次にターンが回ってくるのが早くなります。
通常より多めに移動できたり、障害物を飛び越えられるといった、特殊効果の付いた移動カードもあります。
銃カードを使えば、正面にいる敵に攻撃を行うことが出来ます。
ただ、カードによって威力や命中率、さらに射程や有効範囲が異なるため、位置取りに注意しなければなりません。
チェーンソーやハンマーのような近接攻撃カードや、火炎放射器のような範囲攻撃カードも存在します。
2回行動するか、ターン終了ボタンを押せば次のキャラクターの番に。
この時、相手の残りエフォート(待機時間)が 15 で、こちらが使ったカードのエフォートが 5 と 7 の合計 12 だった場合、こちらの方がエフォートが小さいので、またこちらに順番が回ってきます。
再びこちらのターンにするため、1回しか行動しない方が良い、というケースもよくあります。
他にも装備してから使う装備武器カードや、次に受けるダメージを軽減するアーマーカード、持っておくと射撃時に命中率が上がるサポートカードなどもあります。
カードはターンが回ってくると2枚補充されるので、何らかの効果で1ターンに3枚以上のカードが使われない限り、手札が減っていくことはありません。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328047)
※ロケットランチャーは 3x3 に攻撃できるので便利。 武器ごとに射程と攻撃範囲が違うので、まずはそれを把握しましょう。
カード選択後、横にスライドするとクルッと回って裏面になり、射程はそこに書いています。
エフォートには常に気を配り、相手より先に動けるようにしておきましょう。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328048)
※右上に書いてあるのが使用時のエフォート。 下には威力と命中率が書いてあります。
「オーバーウォッチ」というのは射程内に敵が来たときに自動迎撃が発生する確率。
装備武器は使うと弾が減りますが、同じ種類の武器カードを弾薬の補充に使えます。
上の画像で「ポルター」と書いている部分が武器の種類です。
勝利条件を満たすとステージクリア。
クレジットや歯車(武器の部品)、ルーンやカードを得られ、サブミッションを達成することで追加報酬を得られます。
クレジットは部隊の強化やブースター(カードパック)の購入などに使い、歯車は「鍛錬」(いわゆるガチャ)でカードを入手するのに使います。
これらは全てゲームの進行を通して手に入ります。
歯車は不要カードの解体でも入手でき、鍛錬の成功率をアップさせるルーンもクレジットで購入できます。
クリア済みのステージを再クリアしても報酬はなく、報酬の獲得条件を全て満たした後にクレジットを手に入れるには課金かマルチプレイをするしかないようですが、1人用のストーリーモードを進めるのにおいては課金は必要なく、レアなカードも十分に集まる印象ですね。
お供の兵士は一度使うと「回復待ち時間」が必要になりますが、最初から3人用意されていて、一度に連れて行けるのは2人まで。
クレジットを貯めて1人アンロックすれば2人ずつをローテーションで回せるので、待ち時間も実質必要ない感じです。
マルチプレイ(対人戦)での勝利を目指そうとすると、より良いカードを課金で集める必要が出てくるかもしれませんが、課金圧力は感じませんね。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328049)
※デッキ編成画面のインターフェイスは解りやすいとは言えません。
右に並んでいるのがデッキに入れているカードで、左側がカードの一覧。
残っているカードの枚数は「レベルごとのカード」の部分にメーターで示されています。
同じカードは3枚まで入れる事ができ、右に並んでいるカードの左側の数字がその枚数。
カードをデッキに入れるには一度タップしてカードを拡大した後、再タップします。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328050)
※カードの鍛錬、というかガチャのシーン。 レアカードが欲しいので、基本的には「ハード」か「エクストリーム」で作成することになるでしょう。
エクストリームは成功率が低いですが、アイアンルーンを使えば 100 %になります。
アイアンルーンは1つ 800 クレジット。 課金は 3000 クレジットで 600 円ですが、ゲームの進行でも貯まっていきます。
ルーンは最初にいくつか貰えるので、それは必ずエクストリームで使いましょう。
難点は、1回の戦闘に時間がかかること。
通常のターン制シミュレーションゲームの移動・攻撃の合間に「カードの選択」が入るので、戦略性が増している反面、時間は長めになります。
1ステージに 30 分ぐらいかかるので、時間のある時でないと遊び辛いですね。
また、デッキ編成画面が解り辛く、慣れが必要なことも難点でしょうか。
ただ、メッセージはすべて日本語化されているので、理解困難という程ではありません。
翻訳や表示におかしい部分はありますが、解りにくい文章ではありませんね。
最大の難点は、このアメコミ調の世界観が日本向けとは言えない事だと思いますが・・・
まあ、この辺は好みの問題でもあるかな・・・
もう1つ、バッテリーの消費と発熱が大きいことも難点でしょうか。
見栄えのする綺麗な 3D グラフィックなのですが、すぐ本体が熱くなるので、負荷の高いプログラムになっている気がします。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328051)
※ヘッドショット炸裂! 主人公は攻撃を受けると怒りゲージが貯まっていき、最大になるとこの必殺技を発動させられます。
発動前には画面を連打してパワー貯めるシーンがあります。
![Warhammer 40,000: Space Wolf](http://megalodon.jp/get_contents/245328052)
※本部の様子。 中央の球体をタップするとクエスト選択画面になります。
3つのエリアがあり、最初のエリアは6ステージで構成。 1ステージに時間がかかる分、ボリュームはありますね。
ややB級感はありますが、クオリティの高い戦術シミュレーションです。
TCG+戦術 SLG のシステムも面白く、しっかり遊べるゲームですね。
これで本体無料で課金圧力も高くないのは、かなりお得だと思います。
一方、マルチプレイ(対人戦)モードは・・・ どう考えても強いカードを持っている者勝ちな気がするし、1回の対戦に時間がかかるので、あまりやる気になれませんでした。
と言うか、人が少ないのかマッチングされない。
そして何より、マルチプレイの報酬がショボい・・・
まあ1人用で十分楽しめるので、マルチは気にしなくても良いと思います。
手軽に遊べるゲームではありませんが、私的にはオススメ出来るアプリですね。
・Warhammer 40,000: Space Wolf (iTunes が起動します)
日本ではほとんど知られていませんが、海外ではかなり有名なアナログゲームのようです。
その ウォーハンマー40K の公認を得た、ターン制の戦術シミュレーションゲームが公開されています。
「Warhammer 40,000: Space Wolf」です。
オリジナルのウォーハンマーはダイスを使って戦闘を処理するゲームだったようですが、こちらはトレーディングカードゲーム(TCG)の要素が加えられていて、移動も攻撃もカードを使って行います。
知っている方は少ないと思いますが、昔 PSP で発売されていた TCG+戦術 SLG のメタルギア外伝「メタルギア アシッド」によく似たシステムです。
なお、iOS のウォーハンマーを扱ったゲームには西洋ファンタジーの「Warhammer Quest」がありますが、それと Warhammer 40,000 は世界観が大きく異なり、こちらは遠い未来の宇宙戦争が舞台になっています。
欧米で人気のスターウォーズ的なストーリーで、アメコミのような雰囲気ですね。
開発は Strategy & Tactics の開発元である HeroCraft というメーカー。
アイテム課金型なのでアプリ本体は無料。 ただし iPhone 5 / iPad 3 以降が対象です。
基本的には、マップが四角いマスで区切られているターン制の戦術シミュレーションです。
ただし、ゲーム開始時に 30 枚のデッキ(山札)から6枚の手札が配られ、これを使って行動を行います。
ターンが回って来たら、銃や移動のカードを使って、2回行動を行えます。
移動は移動カードでなくても実行可能です。
ただ、カードには行動にかかる時間を示す「エフォート」という数値があり、銃カードはこれが大きめ、移動カードは小さめです。
エフォートが小さいほど、次にターンが回ってくるのが早くなります。
通常より多めに移動できたり、障害物を飛び越えられるといった、特殊効果の付いた移動カードもあります。
銃カードを使えば、正面にいる敵に攻撃を行うことが出来ます。
ただ、カードによって威力や命中率、さらに射程や有効範囲が異なるため、位置取りに注意しなければなりません。
チェーンソーやハンマーのような近接攻撃カードや、火炎放射器のような範囲攻撃カードも存在します。
2回行動するか、ターン終了ボタンを押せば次のキャラクターの番に。
この時、相手の残りエフォート(待機時間)が 15 で、こちらが使ったカードのエフォートが 5 と 7 の合計 12 だった場合、こちらの方がエフォートが小さいので、またこちらに順番が回ってきます。
再びこちらのターンにするため、1回しか行動しない方が良い、というケースもよくあります。
他にも装備してから使う装備武器カードや、次に受けるダメージを軽減するアーマーカード、持っておくと射撃時に命中率が上がるサポートカードなどもあります。
カードはターンが回ってくると2枚補充されるので、何らかの効果で1ターンに3枚以上のカードが使われない限り、手札が減っていくことはありません。
※ロケットランチャーは 3x3 に攻撃できるので便利。 武器ごとに射程と攻撃範囲が違うので、まずはそれを把握しましょう。
カード選択後、横にスライドするとクルッと回って裏面になり、射程はそこに書いています。
エフォートには常に気を配り、相手より先に動けるようにしておきましょう。
※右上に書いてあるのが使用時のエフォート。 下には威力と命中率が書いてあります。
「オーバーウォッチ」というのは射程内に敵が来たときに自動迎撃が発生する確率。
装備武器は使うと弾が減りますが、同じ種類の武器カードを弾薬の補充に使えます。
上の画像で「ポルター」と書いている部分が武器の種類です。
勝利条件を満たすとステージクリア。
クレジットや歯車(武器の部品)、ルーンやカードを得られ、サブミッションを達成することで追加報酬を得られます。
クレジットは部隊の強化やブースター(カードパック)の購入などに使い、歯車は「鍛錬」(いわゆるガチャ)でカードを入手するのに使います。
これらは全てゲームの進行を通して手に入ります。
歯車は不要カードの解体でも入手でき、鍛錬の成功率をアップさせるルーンもクレジットで購入できます。
クリア済みのステージを再クリアしても報酬はなく、報酬の獲得条件を全て満たした後にクレジットを手に入れるには課金かマルチプレイをするしかないようですが、1人用のストーリーモードを進めるのにおいては課金は必要なく、レアなカードも十分に集まる印象ですね。
お供の兵士は一度使うと「回復待ち時間」が必要になりますが、最初から3人用意されていて、一度に連れて行けるのは2人まで。
クレジットを貯めて1人アンロックすれば2人ずつをローテーションで回せるので、待ち時間も実質必要ない感じです。
マルチプレイ(対人戦)での勝利を目指そうとすると、より良いカードを課金で集める必要が出てくるかもしれませんが、課金圧力は感じませんね。
※デッキ編成画面のインターフェイスは解りやすいとは言えません。
右に並んでいるのがデッキに入れているカードで、左側がカードの一覧。
残っているカードの枚数は「レベルごとのカード」の部分にメーターで示されています。
同じカードは3枚まで入れる事ができ、右に並んでいるカードの左側の数字がその枚数。
カードをデッキに入れるには一度タップしてカードを拡大した後、再タップします。
※カードの鍛錬、というかガチャのシーン。 レアカードが欲しいので、基本的には「ハード」か「エクストリーム」で作成することになるでしょう。
エクストリームは成功率が低いですが、アイアンルーンを使えば 100 %になります。
アイアンルーンは1つ 800 クレジット。 課金は 3000 クレジットで 600 円ですが、ゲームの進行でも貯まっていきます。
ルーンは最初にいくつか貰えるので、それは必ずエクストリームで使いましょう。
難点は、1回の戦闘に時間がかかること。
通常のターン制シミュレーションゲームの移動・攻撃の合間に「カードの選択」が入るので、戦略性が増している反面、時間は長めになります。
1ステージに 30 分ぐらいかかるので、時間のある時でないと遊び辛いですね。
また、デッキ編成画面が解り辛く、慣れが必要なことも難点でしょうか。
ただ、メッセージはすべて日本語化されているので、理解困難という程ではありません。
翻訳や表示におかしい部分はありますが、解りにくい文章ではありませんね。
最大の難点は、このアメコミ調の世界観が日本向けとは言えない事だと思いますが・・・
まあ、この辺は好みの問題でもあるかな・・・
もう1つ、バッテリーの消費と発熱が大きいことも難点でしょうか。
見栄えのする綺麗な 3D グラフィックなのですが、すぐ本体が熱くなるので、負荷の高いプログラムになっている気がします。
※ヘッドショット炸裂! 主人公は攻撃を受けると怒りゲージが貯まっていき、最大になるとこの必殺技を発動させられます。
発動前には画面を連打してパワー貯めるシーンがあります。
※本部の様子。 中央の球体をタップするとクエスト選択画面になります。
3つのエリアがあり、最初のエリアは6ステージで構成。 1ステージに時間がかかる分、ボリュームはありますね。
ややB級感はありますが、クオリティの高い戦術シミュレーションです。
TCG+戦術 SLG のシステムも面白く、しっかり遊べるゲームですね。
これで本体無料で課金圧力も高くないのは、かなりお得だと思います。
一方、マルチプレイ(対人戦)モードは・・・ どう考えても強いカードを持っている者勝ちな気がするし、1回の対戦に時間がかかるので、あまりやる気になれませんでした。
と言うか、人が少ないのかマッチングされない。
そして何より、マルチプレイの報酬がショボい・・・
まあ1人用で十分楽しめるので、マルチは気にしなくても良いと思います。
手軽に遊べるゲームではありませんが、私的にはオススメ出来るアプリですね。
・Warhammer 40,000: Space Wolf (iTunes が起動します)
課金のプレッシャーが少ないのは良い事ですね。