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【プロ野球】

梨田監督「コンニャク打法」伝授 高卒2年目の内田に1時間

2015年11月3日 紙面から

内田(右)にコンニャク打法を伝授する梨田監督=倉敷市で(井上学撮影)

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 『コンニャク工場』がいきなり稼働した。楽天の秋季キャンプが2日、倉敷マスカットスタジアムでスタート。梨田昌孝新監督(62)は高卒2年目の内田に、自身の代名詞だったコンニャク打法を伝授した。

 「俺の打ち方をやってみろ」。試作品1号は、昨年ドラフト2位で将来の主軸に期待される20歳の大砲候補。トス打撃を見守っていた指揮官は「パンチ力はあるけど、打ち方に癖がある」と診断。軟体動物のように体をくねらせる独特の打法を取り入れることを指示した。

 内田からバットを奪うと、往年の打撃フォームを披露。直接指導は約1時間にも及んだ。「最後はユニホームを着ていないと誰か分からないぐらいになっていたね」。まだ完成品とはいかないものの、打撃フォームの変化を見た指揮官は満足そうにうなずいた。

 直接指導を受けた内田も「新しいことに挑戦しろと言われている。柔らかさや遊び(=ゆとり)の部分、何かをつかむことができればいいと思う」と未経験の打法に意欲的に取り組んだ。

 ブルペンにも足を運ぶなど精力的に動いた梨田監督は充実の表情。「2年連続最下位だけど、この球場で練習しているわけだし、来年は、まあ、スカッと(マスカット)勝つようにしたい」。これまた代名詞のダジャレでイヌワシ指揮官の初日を締めた。 (井上学)

 

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