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VW問題 米当局「高級ディーゼル車でも不正」
11月3日 8時40分

VW問題 米当局「高級ディーゼル車でも不正」
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ドイツの大手自動車メーカーフォルクスワーゲンがディーゼル車に不正なソフトウエアを使用していた問題で、アメリカ環境保護局は高級車に搭載されている別のディーゼルエンジンでも新たなソフトウエアの不正が見つかったと発表しました。
アメリカ環境保護局は2日、フォルクスワーゲングループ傘下のポルシェやアウディなどのディーゼル車に搭載されたエンジンから新たなソフトウエアの不正が見つかったと発表しました。
このディーゼルエンジンは、すでに不正が発覚しているものとは別の排気量が3000ccのタイプで、グループ内の高級セダンやSUVに搭載されアメリカでは、およそ1万台が販売されているということです。
環境保護局によりますと、使用されたソフトウエアは排ガス試験の時だけ有害物質の排出を低く抑える一方、路上での走行時には最大で基準の9倍の窒素酸化物を排出していたということです。
アメリカの規制当局は、ことし9月に初めて不正が発覚して以降、フォルクスワーゲンのグループ会社やほかのメーカーでも不正が行われていないか対象を広げて調査しています。
今回は、その過程で新たに判明したもので環境保護局は、「すべての自動車メーカーは同じルールにしたがって行動すべきだ。消費者が期待する環境性能を得られるようこの深刻な問題の調査を継続していく」と話しています。

フォルクスワーゲンは否定

これについてフォルクスワーゲンは2日、声明を発表し、「アメリカの環境当局から2日、連絡があったが、排気量が3000ccのタイプのディーゼルエンジンには、排ガスの量を不正な方法で操作するためのソフトウエアは搭載されていないと強調したい」と述べ、アメリカ環境保護局の発表内容を否定しました。一方で声明は、「フォルクスワーゲンは、不正の実態解明に向けて引き続き、当局の調査に全面的に協力する」としています。

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