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【プロ野球】

バーネット、ポスティングでメジャー 球団に恩返し

2015年11月3日 紙面から

ポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を表明したヤクルト・バーネット=東京都港区北青山の球団事務所で(竹村和佳子撮影)

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 ヤクルトのリーグ優勝に貢献した守護神、トニー・バーネット投手(31)が2日、東京都内の球団事務所で記者会見し、ポスティングシステムを利用して米球界復帰を目指す意向を明らかにした。米球界経験者が復帰のために同制度を利用するのは初めて。ヤクルトは譲渡金を50万ドル(約6000万円)に設定し、その額を支払う意思のある米球団全てが交渉できる。5日にNPBへ申請する予定だ。

 バーネットは2006年ドラフト10巡目でダイヤモンドバックスに入団したが、大リーグは未経験。「メジャーでのプレーは子どものころからの夢。そのチャンスをヤクルトにもらった。6年間、自分にしてきてくれたことを含めて、感謝している。ただ単にサヨナラという形でFAになるより、ポスティングという形で自分の道を決めたい」。球団は7月中旬から残留要請してきたが、本人のメジャー志向が強く難航。右腕はヤクルトへの感謝を込め、譲渡金が入る同制度を利用することを申し入れたという。米球団との交渉が不調に終わった場合は、ヤクルトに残留する。

 今季のバーネットは防御率1・29と安定した投球で14年ぶりリーグ優勝に導き、球団史上最多の41セーブで3年ぶりのセーブ王に輝いた。ヤクルトでは10年からプレーし、1年目は先発で結果を出せず一度自由契約になったが、その後、再契約。救援に転向してから花開き、通算260試合、11勝19敗97セーブの成績を残した。

 

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