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【スポーツ】

[サッカー]筑波大、大勝で2位キープ 次節にも1部復帰決定

2015年11月2日 紙面から

ともにハットトリックを達成した筑波大の2トップ、若杉(左)と中野=産能大第2グラウンドで(関孝伸撮影)

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◇関東大学サッカーリーグ 筑波大7−0産能大

 第89回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は1日、神奈川県伊勢原市の産能大第2グラウンドなどで第20節残りの1部2試合と2部4試合を行い、2部では筑波大が7−0で産能大に大勝した。2トップの若杉拓哉(4年・大津)と中野誠也(2年・磐田U−18)がともにハットトリック。筑波大は1部に昇格できる2位の位置を維持した。3位の関東学院大と4位の東洋大も勝ったため、勝ち点差は変わらなかったが、次節にも昇格が決まる可能性がある。1部では桐蔭横浜大が3−2で専大に逆転勝ち。神奈川大も駒大相手に先制されたが、2−1で勝利を収めた。

 筑波大がど派手に点を取りまくった。ドカンドカンと7発もの“花火”を打ち上げ、来季1部昇格の権利を手にできる2位の座を守った。ゴールショーの主役を演じたのは2トップの若杉と中野だ。ともに「大学では初めてです」というハットトリックをマークした。

 口火を切ったのは若杉だった。前半9分に左足で先制、その5分後に中野がヘッド弾で続いた。ともに1点ずつを加点して迎えた後半20分に中野が自身の3点目を決めると、同41分には「僕も狙いにいきました」と燃えた若杉がアベックハットトリックの達成となる一撃を沈めた。

 チームが2点以上を記録したのは8戦ぶりのことになる。「きょうこそ大量得点」と決意して臨んだ若杉に対し、中野は小井土正亮監督から「肩の力をもっと抜け」とアドバイスされ、それで気が楽になった。意気込んだ若杉とリラックスした中野がうまく融合し、大爆発につながった。

 他校の結果次第では次節にも1部昇格が決定する。「とにかく、1部には絶対に上がります」と下級生の中野が気合を込めた一方で、上級生の若杉は慎重。「圧勝の後は引き締めて戦わないと」と勝ってかぶとの緒を締めた。 (関孝伸)

 

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