チューブレスタイヤ(IRC Formula Pro TUBELESS RBCC 25C)でかれこれ半年 3000kmくらい走ったので、チューブレスタイヤのパンクと修理についてまとめておきます。
まずはこちらの記事に書いた後輪のパンクの状況について。かなりザックリやられたにも関わらず、傷が貫通してなくてパッチじゃ治らず難儀してるってやつです。いまだにタイヤの外側から瞬間接着剤で塞いでおかないとエアが漏れます。ただし、一度塞ぐと150kmくらいなら平気なので、それほど面倒ではありません。でも、心理的には辛いですね。いつも抜けてないか気になる。ツールボトルにはチューブと瞬間接着剤を常備です。
下りでハンドリングが段々おかしくなり、タイヤのブレが出始めたので急遽止まってチェックしたら、2-3bar しか無さそうな状態。クリンチャーだと間違いなくリム打ちパンクしてた状況です。早く気付いて良かった。気付かないと大事故になってたかも。多分、パンクしたのは登りの途中だと思います。チューブレスってクリンチャーと違ってエアが一気に抜けないのでパンクしたことに気付かないんです。常々タイヤを触って空気圧をチェックするしかない。登り切った時の休憩でチェックしなかった私の落ち度です。
まずはCO2インフレータでエアを入れて、抜ける量をチェック。異物が刺さってそうなことが分かりましたが、我慢。ここで異物を抜くとエアの抜ける量が増えます。チューブ入れなくても下りきること出来そうなのでそのまま下りました。
家に帰ってから見てみると、やっぱり石が刺さってます。今回は貫通してたのでパッチで治りそう。チューブレスタイヤのパッチは以下のようなゴム糊タイプが必須らしいですが、
傷が小さいので、以下の糊無しパッチと瞬間接着剤で修理してみました。
紙やすりで周辺を削った後、瞬間接着剤で傷を埋めて、
パッチを貼ります。
結果は成功した模様。
タイヤの組み付けもクリンチャーと同じくらいの時間で出来るようになりました。ビートを嵌めるところが一番コツをつかむことが難しいところなんですが、このコツの表現が難しい。全然参考にならなくてすみません。私もそうでしたが、ネット上の情報をあさるよりも、実際自分で試行錯誤したほうが早いと思います。
今回は石鹸水ではなく中性洗剤を希釈して使ってみましたが、中性洗剤のほうが希釈も速く後掃除も楽で良さそうです。
信頼できる整備士の方にも聞いたんですが、チューブレスタイヤのパンクのモードは複数あって、一概に対処方法を定めることは出来ないそう。私は上記の2パターンしか体験してないですが、他のモードもあり得るってことですね。
以下、パンクについてクリンチャーとチューブレスタイヤの違いをまとめました。
- チューブレスタイヤのパンクの特徴
- クリンチャーと違ってバーストやリム打ちパンクは殆どない。
- 異物が刺さることによるパンクも、クリンチャーのように一気には抜けずスローパンクになることが多いよう。
- このため、パンクしてもエアを継ぎ足しながら帰れる場合もある。
- ただし、万一のことを考えるとチューブの携行は必須。
- クリンチャーと違い4barくらいでも平気で走れるので、パンクしても気付かないことが多い。このため、休憩時等にタイヤを触って空気圧をチェックする習慣をつけないといけない。
クリンチャーとチューブレス、どっちが良いかは微妙ですね。私の場合は大体チューブレスの性能や運用面での利点が見えてきたので、このまましばらくチューブレスで行こうと思ってますが、正直に言うとビート嵌めの難しさとかパンクモードがクリンチャーとは大きく異ることが障壁となって敬遠する人も多いだろうと思います。そこをどうクリアするかですね。