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VW不正、ポルシェでも=米で新たに7車種―環境当局

時事通信 11月3日(火)5時38分配信

 【ニューヨーク時事】米環境保護局(EPA)は2日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)によるディーゼル車の排ガス不正で、ポルシェなど傘下の高級車ブランドを含む7車種で新たに不正が確認されたと発表した。
 
 VWは一部車種で、検査時のみ排ガス低減機能を作動させる違法ソフトウエアを使用し、通常走行時には基準を大幅に上回る有害物質を排出していた。EPAが9月、同社に約48万2000台のリコール(回収・無償修理)を指示した際は、排気量2000ccのエンジン搭載車のみが対象だったが、その後の調査で排気量3000ccのエンジンでも不正が確認された。
 新たに確認されたのは、2014〜16年型の「ポルシェ・カイエン」「アウディ・A8」「VW・トゥアレグ」などで、少なくとも1万台が米国で販売された。高級車ブランドが6車種を占め、不正問題が主力のVWブランドから広がってきた。
 EPAは同日、VWに大気浄化法(CAA)違反を通知。人々の健康を損なうとして、同社に対応を求めた。 

最終更新:11月3日(火)6時35分

時事通信

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