被災動物保護のNPOを書類送検 最賃法違反容疑で新潟労基署

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 新潟労働基準監督署は2日、最低賃金法違反の疑いで、NPO法人「アニマルフレンズ・ジャパン」(新潟市)の女性代表理事(51)と法人としての同社を書類送検した。

 代表理事によると、同法人は犬や猫など約300匹を保護。このうち、東京電力福島第1原発事故後、福島県の被災地から約190匹を保護している。代表理事は「震災後は寄付金が多く集まったが、次第に少なくなり経営が厳しくなった。従業員には申し訳ない」と話した。

 送検容疑は2013年12月~14年12月、従業員の男女6人に新潟県の最低賃金以上の賃金を支払わず、計約821万円が不払いだった疑い。